ブラッドライン/ブラッドライン (‘94)
Bloodline / Bloodline (‘94)
オールマン・ブラザーズ・バンドのベーシストであったベリー・オークリー、マイルス・デイヴィス、ドアーズのギタリストのロビー・クリーガー、彼らの息子たちと今ではベテランのブルースロックギタリストである、ジョー・ボナマッサを中心にして結成されたバンドの作品。後にも先にもこのアルバムしかリリースされていない。
サウンドはまさしくサザンブルースロックといった骨太のロックである。この時のジョー・ボナマッサは若干17才である。全体的にはブルースロックの影響を受けた若手バンドという感じもあるが、インストナンバー「ザ・ストーム」はオールマンズを彷彿とさせる豪快さである。キーボードの雰囲気もさることながら、ベースソロはまさにベリー・オークリー直系で、ファズのかかったベースとピック弾きのダイナミックなベースは感涙モノである。
ちなみにパートはベースではなく「リード・ベース」と表記されている。
残念ながら廃盤であり中古も入手困難だが、Amazon primeで聞くことはできる。
ベテランの2世たちによるバンドではなく、新しい世代のメンバーによるオルタナティヴブルースロックという聴き方をするべきである。必聴!