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第48号『運転疲れの原因は姿勢にあり! ~快適で安全なドライビングポジションの見つけ方~』

2017年11月8日配信(発行部数 532部)

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こんにちは。

車の修理屋たけしくんです。

今回は第48号

『運転疲れの原因は姿勢にあり! ~快適で安全なドライビングポジションの見つけ方~』

です。

お預かりしたお車の運転席に座ると、お客様との体型の違いを差し引いても、良い姿勢では運転されていないだろうなぁと思うことがほとんどです。

概ね背もたれが後ろに倒れすぎで、座面も後退気味。

ハンドルやブレーキペダルが遠いのはもちろん、フロントガラスからも離れるので大切な視界をAピラーで遮られることが少なくありません。

確かに背もたれを倒すとゆったりとした気持ちになるでしょう。

しかし、クルマの運転席は、ご自宅のリビングにあるソファーではありません。

運転中は、クルマの調子はもちろん、常に周りの状況に注意を払いますから、とても緊張する状態が続くはずです。

そんな緊張や集中力を持続するために『疲れない』ことは非常に大切ですが、

『安楽』であってはいけないと僕は思います。

基本は、カーシート専門メーカーRECAROの哲学

『立つように座る』こと。

長距離トラックや路線バスなど、プロの運転手は背筋を伸ばして運転されていますよね。

それは、長時間運転していて「疲れない」姿勢だからです。

直立している時、背骨は真横から見ると綺麗なS字を描きます。

この背骨のS時を保ったまま座るのが、もっとも安定して疲れない姿勢です。

ほとんどの場合は、背もたれが直角に近くなると思いますが、一部スポーツカーのように足を前方に投げ出すような姿勢を取る場合は、背もたれをほんの少し倒し気味にし、上体と太腿が概ね直角になるようにお尻の高さや、腿裏のサポートを調整すればいいと思います。

背骨はCの字に湾曲すると、腰に大変な負担がかかりますから、そのような姿勢は第一に改善しないといけませんが、あなたが良いと思っているシートの位置を、今より少し前に、そして背もたれを少し起こしてみてください。

ハンドルもブレーキも操作しやすく、視界が想像以上に開けるなら、それが理想に近いドライビングポジションだと思います。

《第48号「運転疲れの原因は姿勢にあり! ~快適で安全なドライビングポジションの見つけ方~」おわり》

それでは、次号をお楽しみに。最後までお読み頂きありがとうございました。


◆たけしくんコメント◆

この号は、ドライビングポジションに触れた第39号の補足になります。

暗にレカロシートをおススメしています(笑)

国産車のシートも良くなってきましたが、レカロの発祥地、ドイツ車のシートは秀逸です。

シートだけのためにドイツ車を選んでいるというお客さまがいらっしゃいます。

また、お車を何台も乗り換える過程で、一脚の W.Germany のレカロシートを補修しながら通算100万キロ以上使い続けているというお客さまも。

良いシートは、正しいドライビング姿勢に導いてくれるだけではありません。

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