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第23号『定期メンテ+ユーザー車検のススメ 〜賢い車の長期保有術〜(最終回)』

2013年2月10日配信(発行部数 265部)

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発行人の「車の修理屋たけしくん」です。

あなたは、デタラメだらけの自動車修理にうんざりしていませんか?
納得いく説明を受けたことがない… 
あれこれ部品を交換したけど全く直らなかった…
びっくりするほど高額な修理代を見積りされた etc...
プロの整備士の目線で役立つ情報を配信しようと思います。

さて、今回は第23号

『定期メンテ+ユーザー車検のススメ 〜賢い車の長期保有術〜(最終回)』

です。

「このクルマの車検っていくらくらいかかる?」

っていうのが僕は一番困ります。

車齢が3年程度の国産車ならともかく、一度もお世話をしたことがない、車齢が10年近く、
またはそれ以上の国産車や輸入車を突然店に乗り付けて…

車を理解している方なら絶対といっていいほど出てこない問いかけですね。

今までのメンテナンス暦のわからない車を点検し、その歴史を把握するのには相当な時間が掛かります。(点検整備記録簿は正直申しましてアテになりません)

さらに、不適切な修理が施されている場合などは、適切な状態にもっていくのに多大な労力が掛かる場合も少なくありません。

そんな得体の知れないモノを突きつけて、一瞬で見積もりをしろというのですから、僕は魔法使いでも超能力者でもありませんよと言いたくなります。

車検に際して、

「僕のクルマの自賠責保険料と重量税はいくらですか?」

とか

「初めて診てもらうクルマなんだけど、一通り点検してもらうにはどれくらいの費用と時間がかかりますか?また、いけない部分があって、整備してもらうとしたらどれくらいの金額になるか見積りしてもらえますか?」

とかいう問いかけでしたら丁寧にお答え(お応え)いたします。

車検(継続検査)と点検整備は全く別の事柄であるということ、また、それらは全て本来は車検証に記載された使用者が実施する義務があるということは既に述べました。

そして、たまたま法律で2年サイクルと決められているから、2年ごとにまとめてメンテナンス(いわゆる車検整備)するのが一般的になっていますが、クルマという機械から見れば2年周期でぴったりとメンテナンスサイクルがくる部位などほとんどありません。

もっと短い周期で(3ヶ月に一度とか)定期的にプロが点検整備し、各部位に適切なサイクルでメンテナンスする。

そして車検の時期には継続検査という「関門」をユーザー自身で通過する。

そうすることが費用負担を分散し、クルマを長持ちさせる最良の方法です。

最近の国産車はとてもよく出来ていて、年間走行5000キロ程度であれば、ほとんどの場合全くのノーメンテナンスで7年は調子よく動きます。

ノーメンテナンスのクルマは人間で言う生活習慣病のように機械内部が蝕まれています。

自覚症状がないのもよく似ています。

7年を越えて、調子を維持することは著しく困難で、手の施しようのない場合がほとんどです。

7年で新車に乗り換えるというのであれば、それも選択肢です。

しかし新車の車両本体は決して安いものではありません。

定期的継続的なプロのメンテナンス+ユーザー車検が長期的には大きな費用抑制になることは明白だと思います。

ユーザー車検の具体的な受検方法は是非ご相談ください。

《第23号「定期メンテ+ユーザー車検のススメ 〜賢い車の長期保有術〜(最終回)」おわり》

それでは、次号をお楽しみに。最後までお読み頂きありがとうございました

◆たけしくんコメント◆

このたけしくんコメントをご覧のあなたは、車検時だけでなく法定点検もお受けになり、その他、気になることがあればすぐ、プロにご相談されていることと思います。

ユーザー車検の一連の号を改めて読み返し、おすすめしていた本当の理由は、

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