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第24号『優等生の国産車に足りないもの 〜昭和の車番組が示す意外な真実〜』

2013年4月19日配信(発行部数 284部)

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発行人の「車の修理屋たけしくん」です。

あなたは、デタラメだらけの自動車修理にうんざりしていませんか?
納得いく説明を受けたことがない… 
あれこれ部品を交換したけど全く直らなかった…
びっくりするほど高額な修理代を見積りされた etc...
プロの整備士の目線で役立つ情報を配信しようと思います。

さて、今回は第24号

『優等生の国産車に足りないもの 〜昭和の車番組が示す意外な真実~』

です。

最近イタリア製、フランス製を始め、欧州の自動車の修理が増えてきました。オーナー様は、車に乗るというより、ジャケットを羽織るような感覚でシートに腰を沈めます。欧州車は量産工業製品ではなく、工芸品に近いものなのかもしれません。

特にイタリア車、ハンドルを握った瞬間、乗り手の生活全体がストーリー性を帯びるほど存在感の強いキャラクターです。

反面、機関の信頼性は国産車のそれに遠く及ばず、魅力はあるけど敬遠される原因のひとつですね。

さて、国産車は、彼の国の自動車と比較してどうでしょう?

故障は極端に少なく、品質が極めて安定しています。世界中探してもこれほど壊れない自動車はないに違いありません。

しかし、無機質でキャラクター不在の量産品に魅力を感じないのは事実ですよね。

僕は、イタリア車にできて国産車にできない理由がいまだわからないでいます。ピニンファリーナやベルトーネといったカロッツェリアが優れているからなのでしょうか?

最近知ったのですが、マセラティ クアトロポルテやエンツォ フェラーリは、邦人デザイナーの指揮で完成した車だとのこと。

魅力的なデザインはイタリア人の感性が特別だからなんて、全くの勘違いだったことを知りました。

さらに国産車は作り手の顔が見えないなどといわれたりします。

でも実は、今、一部ですが見ることができます。

過去に国産車の開発者をテレビ出演させる番組があったのをご存知でしょうか?

そう、「新車情報」という主にローカル局で放映されていた番組です。

Youtube でサーチするとたくさん出てまいります。

自動車評論で有名な三本和彦氏の司会で進行された、超マンネリ番組。

トヨタでいうところの「主査」という肩書きの開発首謀者をスタジオに招き、三本氏の鋭い質問攻めが痛快で、当時随分楽しませてもらいました。

今改めて過去の新車情報を見ると、国内メーカーが魅力的な自動車をつくれない理由、どういうわけか腑に落ちるのでした。

読者のみなさまも是非ご覧になってください。

《第24号「優等生の国産車に足りないもの 〜昭和の車番組が示す意外な真実~」おわり》

それでは、次号をお楽しみに。最後までお読み頂きありがとうございました。


◆たけしくんコメント◆

名門カロッツェリアのピニンファリーナでエンツォフェラーリのチーフデザイナーを務め、マセラティクアトロポルテやエンツォフェラーリを手掛けた邦人デザイナーの名前は、

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