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癒しの在

今回は浪人生活やお店とはあんまり関係のない話。

ご縁があって一昨年あたりから外房、千葉県いすみ市で毎週末を過ごしている。
このエリアは海が近くサーフィンやゴルフ場も多くてそのような趣味をお持ちの方も多い。
私の場合はそのどちらにも当てはまらないのだけど…。

週末といっても私の場合は土曜日の営業終了後となるのでかなり遅い週末。都内から車で約1時間半。
月曜日のお昼までの約1日半の滞在。

取り立てて何もないところではある。
家も築約35年の小さな掘っ建て小屋。
コンビニやスーパーもない。(車で10分強)
夏は暑いし、冬は寒い。(地域の問題ではなく壁の薄い家の問題)
ただ庭は広い。とても広い。

このとても広い庭が…なかなか手がかかる。

春から夏は尋常じゃないスピードで雑草が伸びる。
刈る。
伸びる。
刈る…の繰り返し。

秋から冬は自由に伸び切った木を伐採。
切る。
適当な長さにに切る。
運ぶ。
燃やす。
切る…の繰り返し。

休みなのに休めない。
のだけれども、作業後の景色の変化と疲労感が心地良くクセになる。

春は鳥のさえずりで目を覚まし、
夏は草を刈った緑の香りが家中に散らばり虫の音をつまみに酒を飲む。
秋から冬は落ち葉で満たされた地面と閑散とした木々を横目に暖をとる。
都会にいるより季節の移ろいを近くに感じる。

元は田舎で育った私にとっては、
春の田んぼの水面の美しさや、
秋の稲刈り後は干し草の香りが懐かしく。
この場所をとても気に入っている。

ほっとひと息の週末暮らし。私にとって忙しく働くには必要な時間で。
今はそれほど忙しくないけど(汗)

そう、早く移転先を見つけないと。




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