息子が不登校になった日から 不登校記録(29)
こんにちは たけさゆです
前回は、息子よりも一学年下の行き渋りの男の子とそのお母さんに出会った話をしました
その親子に出会ったのは偶然だったのですが、不登校の初期の段階で学校側のサポートが親子にとってとても受容的であったことは幸いなことでした
不登校初期はショックと混乱と知らないことばかりでどうしていいかわからないものですが、
そのお母さんが我が子に無理をさせる道を選ばずによかった!
学校側からすぐに良いサポートを受けられたことは不幸中の幸いだったと思います
偶然出会った第三者の私から教頭先生に相談したことが吉と出て教頭先生はすぐに対応してくださりました
そのことがあってからしばらくして、
不登校の子のための校内における居場所ーフリースクール的な別室ーとHSCについて市内の公立の学校に啓発活動をしている親御さんと出会いました
私が「あったらいいな」と感じていた「学校内における不登校やその傾向の子のための部屋」
それが「校内フリースクール」と呼ばれ成功している県(事例)があることを初めて知りそれに希望を持ちました
その設置のために活動している方は、ご自身もお子さんもとても繊細な気質をもっていました
その方のエネルギーがとても高く、私はその方のエネルギーに引き込まれるようにして市民団体の活動に参加するようになりました
呼び方こそ違うものの、「不登校の子が入れる部屋」について夏頃に一度相談した時には断られていたので、
団体としてアプローチをしたらきっと「多くの親御さんご家庭が必要としている」ということを理解してくれるに違いない!と気持ちが上がるのを感じました
今思えば割と単純でポジティブだなと感じますが(^^;
不登校の子どもが増えていて校内フリースクールをいくら必要としていたとしても、市民が学校という教育委員会を含めた教育機関である大きな組織を動かすことはそう簡単ではなく、理解を得て経費を支出してもらうためにはきちんと準備をする必要があることをこの時に経験しました
市の行政や教育委員会、地元の報道関係、県庁や県の教育委員会への働きかけ、実際に名のある方とのセミナーを開催したり、市や県の議員さんとのつながりを持ち、あらゆる手段を使って、子どもたちの尊厳と権利を守るために動きました
HSCを理解してもらい、不登校について理解してもらう、そして、校内フリースクールの必要性、それらを伝えていきました
そして校内フリースクールがあれば不登校の子どもが喜んで再登校するという実績を作り市や県から予算を組んでもらえるように、先に一校でも校内フリースクールの設置をしてもらう必要がありました
私たち親子はその活動のいくつかに参加したのですが、その活動に参加するきっかけには、
息子が「校内フリースクール的な部屋」に希望をもって「そんな部屋なら楽しそう!通いたい!」とワクワクしながら意思表示したことが大きいです
その様子をみた私もワクワクと心躍るのを感じていました
息子も、他のどんな不登校の子も、多くの子は
もともと学校に楽しく通いたかったはずなのですよね
初めから「行きたくない」「行ってもしかたない」ということは微塵も思わなかったはずです
初めは「どんなところだろう」「友達できるかな」と少しの不安と「楽しい学校生活」という大きな希望をもって入学したはずなのです
色んな理由があってたまたま不登校になっただけ
ただ一つ、自己肯定感だけ下げないように出来たら、多くの不登校の子が陥る無気力にはならないはず
「校内フリースクール」は希望の言葉でした
息子は、希望を持ちました
その活動に参加するだけで魂からのパワーが湧いてきているように見え、見た目も行動もとても元気になりました
他の不登校の子をみても、
無気力になる前の子どもは、
感情に素直で 正直で
希望が見えれば 希望に向かって行動するのだと思います
その時期に、子どもを、学校でサポートできたら素敵だなって心から思います
公立の学校は、すべての子どもの教育を国が確保してくれる場所
日本の子どもたちが、学校で、楽しくいきいきと過ごし、自分らしさを肯定してもらえ、仲間とともに多くのことを学べたら本当に素敵です(^^)
私たちが住む市では正式に認められて一年目
試行錯誤しながら運営されています
不登校児童生徒が増え続ける中フリースクールなども増えてきていますが、学校は存続し続けます
特例校や外部のフリースクールは地域差も大きくて実際通うのも大変です
多くの家庭が選択する公立の学校に、
フリースクールのような部屋があることはとても意義のあることだと感じています
つづく
♡私たちは 生きているだけで 素晴らしい♡
子どものペースを尊重して
ママのペースも尊重して
それぞれの マイペースで歩んでいこう
大丈夫 進んでいるよ
読んでくださりありがとうございました^ ^