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【あがり症Q&A】ピアノや楽器の発表会で緊張したり震えてしまうのですがどうしたらいいですか?

動画紹介(文字起こし全文掲載)

今日ご紹介する動画は、「【あがり症Q&A】ピアノや楽器の発表会で緊張したり震えてしまうのですがどうしたらいいですか?」です。

音楽の発表会などで緊張する人はとても多いようです。

あなたも音楽や何らかの発表の場面で緊張し、前日まで必死に練習した経験はありませんか?

緊張のメカニズムや、練習する際の秘訣について、Q&A形式でお答えします。

(※2019年11月13日投稿動画)

人前でピアノや楽器を演奏する時に緊張する

今日は、今まで色んなあがり症の方からいただいていた質問に対して、Q&A的な感じで色々とお答えしていきたいと思います。

実際にいただいた質問を対話形式でお答えしていきます。

こんなご質問が届いています。

【Q】
ピアノや楽器の発表会で緊張しちゃうのですが、どうしたらいいですか?

【A】
これ多いんですね。

非常に多いんです。

多いというのは、実際に私はあがり症のカウンセリングやセミナーをやっていますけれども、そういった悩みで相談に来られた方はいないんですよ。

多いのは、yahoo!とかのネットの質問とかあるじゃないですか。

ああいったところにたくさん質問が来ているんですね。

楽器関係で非常に悩んでいる方は多いですね。

楽器とか、音楽をやる人。

ピアノだけじゃない、楽器が色々あるじゃないですか。

それで、まずちょっと考えていただきたいのは、今まで楽器に限らず、コンクールとか発表会で緊張した事ってあります?

今ここにいらっしゃるアシスタントの方はあがり症の方ではないんですけれども、そういったことってありますか?

>アシスタント:無茶苦茶、緊張します。声が震えちゃいますね。

そのために何か準備とかします?

>アシスタント:いやー、なんか一生懸命繰り返しやったりとか、出来ることはやっていきたいと思うんですけれども、やっぱり効果がないというか、その場に立った時はガクガクしちゃいますよね。

そうなんですね。

これが差し障りない場面だったらいいと思うんですよ。

差し障りない基準は人によって違うでしょうけど、発表会やコンクールクラスになっちゃうと、どうしてもね、この時ばかりはなんとかしたい、ということでそういった悩みを持つ方もいると思うんですけど。

まず根本的に、緊張と不安、恐怖、これは人として必然的な感情です。

芸能人でもすごく緊張する人もいますね。

色々とネットで調べたところ、和田アキ子さんとか、本番前に死ぬほど緊張するらしいんですよ。

そんな風に見えないんですけどね。

芸能人でも緊張する人は結構いるんですね。

高島何兄弟かの誰かも、あがり症って言ってました。

良い緊張と悪い緊張

それで、緊張というのは、良い緊張と悪い緊張というのがあって、私が今でも覚えているんですけど、運動会100M走のクラウチングスタートとかあるじゃないですか。

あれで、心臓のドキドキする音が聞こえるぐらいに緊張してたことあります。

この緊張のメリット、良い緊張っていうのはパフォーマンスを上げることなんですね。

熊に会った時に、バーッと自律神経がなるのは、血流をとにかく盛んにして、血流を行き渡らせてすぐに行動できるように備えるということなんです。

だからこれは良い緊張。

パフォーマンスを上げるということなんですよ。

悪い緊張というのは、この緊張を否定することによって、あれこれあれこれ、いじくることによって起こるんです。

「この緊張さえなければ」という感じで、必然的に生じる緊張に対して緊張しないように、緊張しないようにとやったとき、これがうまくいかないケース。

だから、ピアノコンクールで緊張するというのは絶対に避けられません。

人によっては、百万人の前でも緊張しないと言う人もいます。

この人はもうそれでいいんですけれど、我々凡人はどうしても緊張しちゃう。

本当の目的に集中する

だから、パフォーマンスを上げる為というのも変ですけど、緊張はせざるを得ないので、もうそのままに臨むしかないです。

ただ、ここで緊張をいじることだけはしてほしくない。

緊張や不安を抑えようとか無くそうという風に。

深呼吸すればいいんだろうかって、ほどほどにやってる分にはいいんですけど、絶対に嫌だ、手が震えないように、震えないようにって始めたら、ますます震えます。

だから、ピアノの本番、コンクールの本番の前に緊張するのはまず避けられない。

近付けば近付くほど足が震えるかもしれない。

けれども、それによってパフォーマンスを上げろということなんだから、もうとにかく、今目の前にあるピアノで良い曲を弾く。

自分がどう思われるかとか、人にどう見られるかとか、色々失敗したらどうしようとか、いろんなこと考えちゃいますけど、ここを考えすぎるんじゃなくて、とにかくピアノに集中する。

「あ~、手が震えそうだけど、良い曲をとにかく弾きたい」ということで、本当の目的に集中する。

それだけでいいです。

緊張や不安という症状をターゲットとして何とか対処するようにすると、まず間違いなくますます震えますね。

そこだけ今後気を付けてください。

>アシスタント:ちょっと思ったんですけど、前日とかにすごく緊張しちゃって、上手くやろうと思ってすごく練習しちゃうじゃないですか。そういうのはあんまりしない方がいいんでしょうか?

いえ、やっていいと思いますよ。

ただ、その目的が、あがり症になればなるほど、あがらないための練習になってしまうんですね。

例えば、人前でパワポを使って喋らないといけないときに、徹底してパワポを準備する人がいるんですよ。

そのときに、本来パワポで発表するというのは、誰かに上手く伝えるため、理解してもらうため。これが本当の目的なんだけど、これの準備を前日、前々日に徹底して、喋る練習をしている時に、他者に伝えるためじゃなくて、自分が失敗しないため、自分のあがらないため、自分がマシにやるためっていう風に、自分目的になってしまうんですよ。

こういう風になっちゃうと、ますますあがります。

だから、この仕分けの境目は難しいですが、この仕分けが必要で、必要なだけ準備する。

とにかく良い曲を弾きたい。

どうしても最高のパフォーマンスをしたい。

この本当の目的のために集中しているときは、練習して良いと思います。

今日は以上になります。

ありがとうございました。

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