夏の終わり旅2024 その20
翌朝、しっかりと寝坊して、朝ご飯に握ってもらったおにぎりを持って海沿いへ。午前中はフクギの並木道を散歩した後、日陰の一角を陣取り、海を眺めたり昼寝したりして、ノンビリと過ごす。
お昼過ぎから、シュノーケリングツアーに参加、中村荘のオバちゃんの親戚がやっているツアーだ。オバちゃん、何も持って行かなくていいよ!とか言っていたけど、流石に水着は必要。そういえば、ウミガメも多分見れる!といっていたが、アテンドのおにーちゃんによると、直ぐに逃げてしまうこともあり、この辺りは見ることが出来るのはレアらしい。
どうやら、餌付けしているエリアがあるらしく、そこへ行くと人を見ても逃げないというより近づいてくるのだそう。
そういえば、ツアー値段もオバちゃんが言っていたのと違っていたし、かなりアバウトで笑える。広い心で滞在しよう。
逞しいオジーちゃんが操る小舟が迎えに来てくれて乗り込む。まさかのワンコが同乗し、一緒にツアー出発。船に乗るのが好きなワンコらしく、なかなか人懐っこい。
湾内は静かだった波も、少し沖合へ出ると少し波も高くなり、舟も波にもまれて揺れながら進む。こんな中をシュノーケリングするのか??と、少し不安に。
とはいえ、岩陰に入ると直ぐに波も収まり、第一ポイントに到着。
シュノーケリングが初めてで、少し不安がっていたエミポンも無事にエントリー。因みに僕は、ダイビングのライセンスも持っている(もう10年以上やっていないけど)し、シュノーケリングも時々するので、慣れたものだ。
岩場の合間を水面を泳ぎながら進む。ここはサンゴ礁というよりは、サカナを見るのがメインのポイントで、カラフルな熱帯魚が無数に泳いでいる姿が見られる。
狭いエリアを通り抜けたので、アテンドさんにライフジャケットを持ってもらい、思いっきり潜る。
久しぶりのせいか、ちょっと息が続かないが、気持ちの良い潜水だ。
一旦船に上がり、もう1カ所のポイントへ。
次のポイントは、いよいよ待ちに待ったサンゴ礁。
比較的深そうでもあるので、ここは初めからライフジャケットは外してエントリー。エミポンは流石にプカプカと水面を泳いでいる。
大小さまざまな形のサンゴ礁が広がる。Rちゃんは、サンゴ礁はまるで発光しているかのようと言っていたが、確かにそんな感じ。
一計を案じ、エミポンが泳いでいる後ろに回り込み、思いっきり潜る。そのまま水中背泳ぎの体制に反転。狙い通り、エミポンの真下をまるでジュゴンのようにスーッと泳いでいくことに成功した。
浮上すると、狙い以上にツボに入ったようで、海水を呑む勢いで大爆笑している。
ライフジャケットを着ていなかったら危うく溺れる所だったかもしれない。それにしても、まるでトドみたい!とは失礼な。人魚とは言わないまでも、せめてジュゴンと言ってほしかった。
アテンドのニーちゃんも「大きいのに綺麗に潜りますね!」と、おい!?何か一言余計だぞ(笑)
ここで船に再びピックアップされる。どうやら先ほどのポイント?で船底を擦ったのか、少し水が漏れてきているとのこと。本当ならもう1カ所のポイントもあるのだが、ここで岸に戻るとのことだ。元々ツアーは2時間の予定だったが、ちょうど半分ぐらいなのでとツアー費の半分を払い戻してくれることに。
まあまあ満足していたし、このあともシュノーケルやフィンは使ってもいいよ!と言ってくれたので、むしろ有難いぐらいだ。
まだ元気があるので、岸からプチサンゴ観察に出発。僕がリードして沖合へ。
内海ということもアリ、流れがないからある程度の沖合までは安心だ。
暫くはサンゴが無いので、少し僕が先行してサンゴがあるエリアをサーチ。
やはりあった。船で見に行ったポイントほどではないものの、それでも十分なサンゴ礁。30分程も潜ったら満足し、岸へと戻った。
ちょっと疲れたので、カフェでティータイム。ハイビスカスティーなどの、ちょっと変わった南国らしい飲み物を頂く。
宿に戻ると、今日はもう一人の常連さんが同宿だ。
博多在住で、週末の休みを利用して島旅をしているらしい。慌ただしいなとは思うが、博多は空港が市内から近く便利。家を出てから2時間後には島に降り立つことが出来るというのだから、考えてみれば気軽な旅先としての候補になるのも頷ける。
この中村荘にも何度か来ているらしく、女将さんも馴染の様子だ。
ご飯を食べつつ色々とお話。
連休が取れたら行くという、奄美大島南部に位置する加計呂麻島もさらに秘境感があっておススメらしい。島ではレンタカーが必須らしいのだが、クルマは傷だらけだったりして、なかなかカオスな体験が出来るとのこと。何ならエアコンが壊れていたり…
まるで東南アジアのようだ。
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