見出し画像

リニア・鉄道館の1日

早いものでJRを退職して3周年。今年はそれを記念して、ちょっとぶっ飛んだ?イベントを企画してみました。その名も「JR退職3周年記念!~1日限定!たける車掌復活!?」
一部から、え!?ホントに車掌やるの!?なんて声もありましたが、流石にそれは出来ない。JR東海の鉄道博物館、リニア・鉄道館の、車掌シミュレーターを使うのだ。いわゆるCTS・車掌訓練装置。現職のころは、月2回ぐらい?はやっていた、ある意味お馴染みのモノ。これを、ガチンコの基本動作でやってやろうという試みだ。
FBで緩めに告知。あまりしっかり宣伝していなかったものの、4人のモノ好き?が見に来てくれることに。まずは登場人物紹介。
Fさん・・・なんと現役近鉄車掌!ホニャラの超常連。
アーミー・・・もうすぐ元JR駅員!その後、ゲストハウスを富山で開業予定。
ハタさん・・・全国を旅する旅人かつ、テツ好き。
しょうちゃん・・・ガソリン(酒)を入れてからが本領発揮。ホニャラ超常連!

画像1



前夜はFさん、アーミー、ハタさんがご宿泊で、鉄談議で盛り上がったホニャラ。前夜から嫌な予感がしていたが、朝目覚めると、とんでもない大雪だ。雪かきをして、車を動かしてみるも、細い堤防道路に出てバックしたところで脱輪。みんなで何とかしようとするも、復帰は断念。救援でJAFを呼ぶことにして、ヘルパーMIKIちゃんにお留守番してもらい、僕たちはバス&鉄道で名古屋へ向かうことに。
Fさんはなんと、着物に草履で来ているので、長靴を貸し出して、なかなかシュールな格好で出発。
雪道を集団でゾロゾロとバス停へ向かう。

画像2


こんな大雪の中でも、岐阜バスはほぼ定刻にやってきた。
交通情報を確認したら、JRは遅れが発生している模様なので、名鉄特急で名古屋へ向かうことにした。
ネットで確認したら、運良く展望車付きのパノラマスーパー。これは乗るしかないでしょ!と、オンライン予約だ。
途中少し遅れて、名鉄岐阜駅にバスが着いた時には乗り換えに5分を切る時間。
駆け足で駅に駆け込み、なんとか乗車。
久しぶりの先頭展望車。テツなみなさんは大興奮!

画像3


一番先頭の四席を男四人で占拠。すれ違う列車や、前方の信号の変化など、次々と観察するポイントが現れるのが嬉しい。
眩しい雪景色の中を疾走する名鉄特急を、存分に味わった。
最初は乗り合いで車で行こうと考えていたが、電車にしてよかったと思う。

画像4



名古屋駅ではあおなみ線に乗り換え、いよいよ金城ふ頭。リニア・鉄道館の最寄駅だ。
30分ほど遅れたものの、先に乗り込んでくれていた、しょーちゃんが車掌シミュレータのチケットを確保してくれていたので、入館してそのままシミュレータに直行。

画像5


ちなみに前回来た時は、シミュレータ類は抽選で当たらなかったのでリニア・鉄道館のモノは今回が初体験だ。
流石にこの辺りは雪はないこともあり、明らかに浮いている長靴姿の5人衆。大の大人がワクワクしながらシミュレーターゾーンに入っていく。

いよいよ車掌用シミュレーターとご対面。
係員さんの説明をサラッと流し聞きして、始発点検から開始。(ブザー試験忘れた^ ^)

画像6


早発をすると、即ゲームオーバーとなるという、鬼仕様の達人モードを選択するとガイダンスが流れるが、それもスルーして始発放送だ。
⇒因みに開始1分で涙を飲んだ参加者もいるらしく、しっかりとガイダンスを聞くのをおススメする。
脳内設定は特急ひだ81号高山行き。3年前のちょうど今頃、実際に乗っていた列車をプチ再現だ。

画像7



実車さながらの確認喚呼を繰り返し、4駅の体験はあっという間に終わる。
途中の駅で、扉に荷物挟み。すかさず再開閉スイッチを扱うも、どうやらここでは再現されないらしく、少々テンパり全扉を開閉するまでに少しタイムラグが。
車内放送の感覚など、結構忘れかけているもの。もう少しスムーズに放送していたはずなのにな~と、少し悔いが残る。
とはいえ無事に終了し、みんなで記念撮影。
Fさん、鉄道員魂に火がついたのか、僕もやります!と、受付へ。

画像8


待っているその間、在来線運転シミュレータをプレイ。以前プレイした時は確か、ATS-P(列車保安装置)の、カーブ制限のランカーブに引っかかり、強制停止させられた記憶がある。今回は、パターン接近点灯と同時に、常用最大ブレーキを即座に扱い、見事に回避。
雪設定でブレーキの利きが非常に悪かったこともあり、オーバーランもあったものの、それなりにいい感じ。ここも本職っぽく確認喚呼していった。
最後の停車を定着・停止位置にほぼピタリで終え、ふと隣を見ると、ほぼ同時に始めたショーちゃんが終着駅に到着するところ。
後ろに立ち、指導運転士的にブレーキ操作を指示すると、ちょうどピッタリに停車。

画像9



そして、車掌シミュレータに戻り、いよいよFさんの出番。
少しJRの機器配置に戸惑いを見せるも、
「特急大阪なんば行標示よし、標識灯点灯よし」
と、近鉄ワールドに一気に入り、近鉄式の独特な確認喚呼で進んでいく。案内放送もとてもスムーズで、近鉄の車掌さんっていう感じ(そりゃそうだ)僕の小さな妨害にもめげず?淡々と最後までこなす姿は、とても美しかった。

画像10



そのあとは少し、館内を見て回る。100系新幹線や、0系新幹線の食堂車の内部に入ったり、ジオラマを眺めたり。ジオラマの車両は良くも悪くも東海クオリティー。新幹線はN700系オンリー、在来線もほとんどが313系ばかり(編成バリエーションは2+2+2や4両など色々あったが)時々、特急しなのやひだ、キハ40が走るぐらいで、名鉄や近鉄など、他社線の車両は一切登場させない徹底ぶりは、相変わらずだな。あ、前回からの進化と言えば、ジオラマ内の名古屋駅地下に、リニア新幹線の駅が完成されていた。(モグラたたきのように、リニア車両がちょこちょこ顔を出すだけだけど)

画像11

集合時間直前、シミュレータの受付付近にて思わぬ出会いが。
アーミーが、「これ、たけポンじゃ!?」と叫ぶのでふと見ると、なんと現役時代に訓練で撮影したと思われる、僕の動画が流れている。一瞬で次に切り替わったため、写真におさめることは出来なかったが・・・
シミュレーターの紹介の中で、「車掌のお仕事」というセクションがあり、その中で使われていたのだ。
僕が勤めていた爪痕が、まだJR東海の片隅に残っているかのようで、感慨深い。

名古屋駅に戻り、ショーちゃん行きつけの、Glocal Nagoya Backpackers Hostelのランチを頂きに。
なかなか繁盛しているお店で、ニュージーランド料理が中心のオシャレなランチを頂き、一日を締めました。


画像12

飽きるほど、8年以上やり続けた基本動作、久しぶりにやってみるのも面白い。想像以上に好評でもあったので、時々忘れかけたころに企画してみるのも面白いなと思う。次回やるときは、「笑ってはいけない車掌」編かな?ガチで放送や基本動作をする僕を、笑かしに来てください。

そして来年の退職〇周年企画も思いつきました。
もう間もなく、長らく職場では馴染みであった、キハ85系(特急ひだ)が引退の模様。今年夏ごろに、後継車両が導入され、順次置き換えが進むとのこと。多分、来年の今頃はまだ85系も走っているので、ぜひ引退前の85系に乗りに行きたい…
ということで来年の2月には、「たけるJR退職4周年記念・冬の飛騨高山ツアー」(仮称)を企画しようかなと思います。ぜひこちらもご参加を!
(詳細は、決まり次第ホニャラノイエのHPやSNSで公開します)

〜〜〜お知らせ!!〜〜〜
本文中にもあったように、リニア・鉄道館の、シミュレータ受付のすぐ横にあるモニターにて流れる映像で、「車掌のお仕事」のセクションがあります。そこに、現役時代のタケルに似た姿が映されている!ということに気付きました。(多分間違いない)おそらく、訓練などで撮影した動画を使っているものかと。10分ほどの映像中、数秒程度ではあります。
時間がなかったので、動画等に収めることは出来なかったのですが、それを動画撮影して、僕達に見せに来てくれる方を急募します!
ホニャラノイエご宿泊の場合に限り、2000円分、以下のサービスをします。
・髭アンテナショップ商品購入
・タケルによる、ネオヒーラー(マッサージ)施術
・エミの対話セラピー
先着一名様に限ります。
リニア・鉄道館に急げ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?