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鉄道空想論(青春18きっぷ編)

鉄道について、こうなればいいな~という理想?願望?を記していきたいと思います!

まずは「青春18きっぷ」について

いわずとしれた、春・夏・冬(少し違うが、秋にも似た切符が
発売)に発売される、全国のJR線・普通列車が乗り放題となる、ロングセラーな割引切符です。
一定の利用者が存在しますし、JR側としても旅行需要の喚起となっていること。また、JR北海道・四国・九州にとっては収益配分があることから、経営体力に差がついてしまっているJR各社の利益の調整機能も多少はある切符です。
(首都圏で発券された場合でも、全JRに一定の割合で配分される。勿論、発券したJRの取り分が一番多い。この時、利用者の多くは首都圏発着で利用すると思われるので、距離のある北海道・四国・九州などにとっては、利用されなくても収入が多少ではあるが見込まれる)

通常、春の発売前に青春18きっぷの発売が1年分まとめて発表されるのですが、今年に関しては今夏以降のの発表がまだ。
さてどうなるのか?と気になるところであります。

さてこの青春18きっぷ、価格の改定や、新幹線の延伸(3セクの開業)に伴う特例の設定などで多少は変化していくものの、基本的にはその仕様は変わっていません。
しかしそろそろ、切符の在り方も含めて見直していく必要もあるのではないかと思います。

<デジタル式の乗車券としてはどうか?>
青春18きっぷの基本的な仕様としては、マルス券に利用日付を押印していく形です。
自動改札を通れるわけでもなく、改札を通るときは係員への呈示であり、マルス券である必要性は全くありません。

鉄道会社側としても、発券をしなければいけない手間がかかりますし、利用者側は窓口へわざわざ行かなければいけません。1枚の切符のために、何枚かは利用案内が付いてくる(特例が増えた関係もあり、以前より増えた気がします)のも資源のムダではないでしょうか。

そこで、各社のサイトから購入できるデジタルチケット方式とするのです。
可能なら、アプリにするのが良いかもしれません。切符の基本的なルールとしては乗車券よりも簡単なモノだと思いますし、説明文章もWEBで見ることが出来る方がよさそうです。

問題としてはスマホの電池切れのときにどうする?というところですが、その場合は紛失の場合と同じような扱いとし、一旦は乗車駅からの正規の乗車券を購入してもらい、後日(充電が復活したら)無手数料で払い戻しというルールでいかがでしょうか。

この方式であれば、購入者本人もしくはその同行者のみの使用とすることで、金券ショップへの転売も防ぐことができます。

ただし、乗り鉄としては入鋏印を集めるのも一つの楽しみだという意見もあると思います。
従来型のタイプは少し値上げした額とし、デジタル18きっぷ(仮称)に関しては、多少値下げしても良いのではないかと思います。
これは、デジタルにした場合には係員の手間が大幅にカットされるためという意味合いがあります。

<オプション切符で第三セクターや在来線特急の利用促進を!>
現在、青春18きっぷの発売に併せて北海道新幹線オプション切符が発売されていますが、もう少しこれを拡大できないものか?と思います。
実はこのオプション切符、以前は青春18きっぷのJR東日本&北海道バージョンと言える、「東日本パス」でも発売されており、そちらの方が効力が強い(その分高いが)というのも、青春18きっぷオプション切符では、奥津軽いまべつ~木古内の新幹線及び、道南いさりび鉄道を乗り継ぐ必要があるのに対し、東日本パス用では、新青森~新函館北斗で新幹線が使えるほか、道内の特急列車自由席が1日乗り放題となるというもの。
この場合6000円程度の追加で済むため、かなり利便性は高くなると言えます。ただ、流石にお得すぎたのか、今春の発売では東日本パスのオプション券の発売は無くなったようです。

しかし、こういった一部でも利便性をアップさせるようなオプション券はある程度は有効だと思います。
ようするに各地域別にオプション切符を発売するのです。

発売対象
有効な青春18きっぷを所持している場合にのみ発売

有効日数
1日

発売金額
対象エリアによって変動
2000円~3000円程度が妥当か?

対象エリア
・JR各社の営業エリア(在来線基準)に準ずる

有効な列車
・エリア内の第三セクターの普通列車
・1回のみ特急列車自由席(新幹線を除く)に乗車可能
※最繁忙期を除く

特急列車の利用回数や期間を一部制限することによって、大幅な列車の混雑・混乱を避けるという狙いがあります。
発売金額については、JR各社の取り分と、フリー区間内の第三セクターで按分する形になります。JRとしても利用促進・増収につながりますし、第三セクターの応援にもつながるシステムとなります。

第三セクターも元々は国鉄として作られたところが多く、なかなか苦しい経営を強いられているところが殆ど。そういったところを応援する切符という意味合いもあります。


最後に
夜行バスの台頭などもあり、若者の鉄道離れもいわれているところではあります。実際、利用者の多くを年配層が占めているという話も聞きます。こういったことから青春18きっぷの存続自体が危ぶまれているのかもしれませんが、それは今の行動形態に即した形になっていないからかもしれません。若者が旅するキッカケを摘まないという意味合いでも、ぜひ、使いやすい形となっていくことを望みます。

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