ホニャラ旅日記 Sポン人生の区切りを祝い旅!(その4)
※事情により、登場人物の名前・地名について、かなりぼかした表現になっておりますのでご了承ください!
【〇〇⇒△△ 愛の往復切符・復片】
再び△△駅から乗車。丁度ラッシュ時間という事もあり、それなりに混雑している車内。これだけ乗っているのなら、安全上から見たら、せめてラッシュ時間だけでも車掌が乗務した方がいいのでは?と思う。
さらに乗り換えて、大宮駅へ。埼京線・川越線の地下ホームまでの乗り換え。人が多い様子に瑛美ちゃん、都会や~と感激している。
20時ごろ、今日の宿泊地・川越に到着。
「〇〇~△△」の乗車券では、川越で途中下車することが出来ないので、別途、大宮からの分を支払うことになる。
改札係員さんに「大宮からの精算をお願いします~」と渡したら、スタンプを押して切符を返される。なぜか、川越の途中下車印だ。
あれ?と、ここ経由地ではないですよ?と申告したら、赤面して「スミマセン」と、二重抹線して大宮からの精算を行う。
本当は「大宮下車代」の証明(大宮駅での途中下車印を他駅で押すときに使う)が必要の筈だが、まあそこまで指摘するのもなんなので、そのまま駅を出る。
宿までは徒歩20分少々とのことで、雨も降っているしバスか?と思い乗り場に行くと、この時間は30分ごとの運転で発車したばかり。丁度発車したばかり。やむを得ず繁華街の中を歩いていくことにした。
川越では、「ちゃぶだい」というゲストハウスに宿泊。
古民家をDIYで再生して、ゲストハウスを営んでいる。スタッフのケイポンから聞いたところでは、宿だけではなく、カフェや古本、さらには庭に眼鏡屋があり、とても多角的な場所になっているとのことだ。
今日の宿泊は僕たちのみ。ケイポンを誘ったら行く!とのことで、一緒に夜ご飯に繰り出すことに。
第一候補のスリランカ料理屋さん、中華屋さんは共に閉店(Googleではやっているハズなのに?)そこで、ケイポンが行ったことがあるという沖縄料理屋さんを目指す。普段なら、まず行かないだろうと思う、雑居ビルの6階のお店・こう助。沖縄料理だけでなく、今は貴重なクジラ料理も扱っている。
久しぶりの沖縄料理をつつきながら、旅の話やケイポンの人生の話を聞いたりして過ごす。
まだ20代だが、面白い生き方を模索しているようだ。
精算の際には、お店の方ともお話しすることができて、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。
翌朝、朝食時間ギリギリまで爆睡。
ちゃぶだいの朝食は、シンプルに、炊き込みご飯と味噌汁。又は、スコーンorマフィンとチャイのセットだ。
地元のしょうゆ屋さんの炊き込みご飯、そしてここで作っているという、マフィンやチャイは絶品。
朝の時間をノンビリと過ごす。
10時にチェックアウトして、一路、池袋へ。
まず目的地は鎌倉だ。
往復乗車券をフルに生かすのなら、大宮に出て、経路に復帰するのが良いのだが、鎌倉方面に行く場合、池袋まで東武鉄道に乗った方が、圧倒的に早く、川越⇒大宮と比較しても、運賃は141円しか変わらない。(IC運賃比較)
東武だと快速急行で28分。JRで行こうとすると50分ほど。20分は時短できるなら、東武鉄道一択だ。
タイミングよく、快速急行に乗ることが出来て、一気に都心へ。
バンバン飛ばすのかな?と思いきや、せいぜい80キロ~90キロで流す程度。車内信号が「チン!チン!」としょっちゅう鳴る様子(指示速度が変化している)から、先行列車に追いつきながらの走行だということがわかる。
先行の普通列車が本線上に止まっているのに、突っ込んでいくからあれ?と思ったら、待避線側を速度を落として通過するという、ちょっと珍しい光景もあったりして興味深い。
池袋で湘南新宿ラインに乗り換えて、鎌倉へ。丁度お昼頃に到着した。
ここは少し寄り道ポイント。
「極楽カリー」という、ちょっと変わったカレー屋さんがあり、そこに再訪するためだ。昨秋訪れた際に「極楽語」という本を頂き、瑛美ちゃんもそれを読んでいきたい!と言っていたので、今回訪れることにしたのだ。
前回は土砂降りの雨だったが、今日は曇り空。それなりに観光客の姿も多い。
お店に着くと、1人は並んでいたものの、直ぐに入れ替わって案内。
店主さんと再会を果たす。今回は全く知らせていなかったので、とても喜んでくれた。
待っている間に、瑛美ちゃんが書き上げたホニャラのPR。なかなかのクオリティーに店主さんもびっくりだった。
久しぶりの極楽カリー、最初に見た瞬間は、ボリューム少な目に感じるのだが、食べ進めると濃厚な質感があり、食べ終わると満腹。さまざまなスパイスが効いていて、身体が元気になるのを感じる。
店主さんに近くのおススメ神社情報を聞いて、食後のブラブラ鎌倉散策。
幼稚園(めっちゃ立派な建物)が山門の近くにある妙本寺にお参りすると、本堂横の日蓮像のところに佇む1匹のネコ。
逃げるかな?と思いつつも近くに寄ってみると、写真が撮りやすい台座の位置に移動してくれる。(しかし、触れる範囲には来ない)
これは黙って写真を撮れということか?と、何枚か写真を撮るが、ネコとしては珍しく、しっかりとカメラ目線を送ってくれるのが面白い。
そんな時間を過ごして、鎌倉駅に戻る。
普通に帰るなら、JRを乗り継いで熱海方面に向かうのが最速なのだが、ちょっと観光気分を味わうために、久しぶりの江ノ電に乗ることに。
以前、関東方面に来た時に乗ることが多かったので少し懐かしい気分だ。
最前列の展望席を狙ったが、ちょっと間に合わず、途中で入れ替わると踏んでその近くでスタンバイ。
ごとんごとんと住宅の目と鼻の先をすり抜けて、海岸線を走ったり、路面電車区間もあったり。風景は見ていて飽きない。沿線で手を振る子どもに陽気に振りかえしながら走らせる運転手さんが、とても楽しそうな雰囲気だった。
あっという間に30分少々の時間は過ぎ、藤沢からは東海道線へ。
そのまま電車を乗り継いで、無事に〇〇駅に帰ってきた。
これで無事に愛の往復切符の旅が終わり!この旅最大の目的を果たした。
今回、行きは一直線に〇〇(Hさんに因む駅名)から△△(Sポンに因む駅名)まで向かったものの、帰りは色々寄り道した。
これは、Hさんは出会った初期から、一直線にSポンに思いを寄せていたということ。そして、Sポンは最近までそれに気づかず、思いが生まれるまで時間がかかったことに因んでいる。
さあ、ここからもまだまだ旅は続きます!!
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