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冬の道東再び!波瀾万丈旅(その3)

朝日を見よう!と起きるも、曇っており二度寝。
オーナーが手回しでガリガリ削ってくれたコーヒーを頂き、ボチボチ出発だ。

ここへ来て、食べ残しているものがある。それは厚岸産のカキだ!
地元の人御用達っぽい、漁港近くの食堂へ。こういうところなら間違いないだろう。
牡蠣を使った料理はカキフライのみとシンプル。オーダーしてみると、大ぶりのカキが6個ドンっと!これは最高に美味しい!
もっとも地元の人は、ビビンバ丼など他のメニューを頼んでおり、それもなかなか美味しそうだ。

ふと近くの山を見上げると、なにやら山頂へと続く階段が。これはもしや、登れというお告げだろうか…
食後の運動も兼ねて、麓にクルマを停めていざ登頂開始。
なんとなく気づいていたけど、途中から息も上がり、膝が笑い始める。
その分、登り切ったときの達成感はひとしおで、厚岸湾の絶景を楽しむことができた。
ただ降りるのもちょっと怖いぐらいだ。
公園の奥へ進めば野生動物が居そうな気配はあるが、この階段はちょっとステファン達には厳しいかな…


クールダウンで海事記念館を訪れてみる。公共施設なので入館無料。プラネタリウムも見ることが出来るらしいが、寝る自信があるのでやめておく。
サケやマス、ニシン漁の歴史を紹介している施設で、案外と牡蠣漁の歴史は浅いらしい。
道の駅にも行ってみる。ここではおやつに生ガキを食べることができる!ミルキーで潮の味がしてやはり生ガキは美味いぞ!!

厚岸というと、駅前に駅弁屋さんがある。明日の昼飯にと、かきめしを買い求める。待っている間にも、ホームまで列車に届けてもらうための予約注文の電話が入っていた。
出来れば駅弁は列車に乗っているときに食べたいものだが、今回は仕方がない。

釧路市街地に戻り、今日のホテルに一旦チェックイン。部屋でゴロリと漫画でも読みつつ、飛行機の時間までノンビリ。札幌のゲストハウスでふと読み始めたゴールデンカムイ、まさしく北海道で読むにはふさわしい、アイヌの知識が所々に散りばめられながら、金塊を追う主人公やヒロインの様子を描いている。多分、道内の宿なら置いているところが多いだろうから、完読を目指せるか??

ステファン率いるフランス人御一行を迎えるため、夜の釧路空港へ。札幌は寒波の影響で大雪らしく、丘珠から来る飛行機は大幅な遅延。一方でみんなが乗ってくる羽田からの便は丁度到着したところだ。
久しぶり…という程でもないステファンと、始めましてなみなさん。
いよいよ明日から、僕とステファンに加え、フランソワ、カトリーヌとマーク(夫婦)というメンバーでのツアーがスタートする。

【1st Tour Day1】
8時にロビー集合。10分ほど前に降りると、なんとステファンを除く全員が集合。ステファンとクラウディンのマイペースさを散々見てきて、フランス人=時間を守らない…(本気の時を除く)というイメージが勝手に付いていたのだが、そうでもないのか。
あ、因みにステファンはしっかり15分程遅れて降りてきた。流石ステファン!
それを見越して集合時間を10分ぐらい経過したところで離れた駐車場に停めてあるクルマを回しに出た自分、読みが大正解だったみたい。

これならギリギリだが鶴見台の給餌に間に合う時間。道路状況も悪くないので、少し飛ばし気味に鶴見台へ直行。昨年も訪れた、ツルへの給餌をしているポイントの一つだ。
後ろに人工物があるのが難点ではあるが、まずは小手先調べといったところか。
みんなが頑張っているあいだ、スタッフさんとお話したりしてノンビリと。


向かい側の、どれみふぁ空というカフェへ。ここは昨年、シマエナガを撮影したポイントで、晴れた日中は数十分おきに集団でやってくるのがポイント。
カフェで注文又は、お土産の購入で入場できるので、まあ僕が代表で何点かお土産でも買えばいいかな??と思っていた。
しかし、今年からシステムが変更になったようで、庭への入場は一律2000円の入場料が掛かるようになったみたい。
ステファンが下見してくるわ!と、みんなには引き続きツルを撮ってもらいつつを中に入る。
なかなか出てこないから、どうかな?とみんなの様子を見ると、もうそろそろ飽きてきたみたいだが大丈夫か?
多分2回ぐらい群れが来たところでステファンが出てきて、あんまり沢山いなかったよ…と。昨年はその日1日で一番多い!(近くにいた撮影者談)というタイミングに居合わせたのでラッキーだったのだが、どうしてもその時の印象が強いかも。

次はどさんこフクロウ。前回は大勢の撮影者が居たのだが、丁度僕らが行くときには1グループのみ、しかも直ぐに立ち去ったため、我々の貸切だ。
まあ楽しんでね!と僕はクルマへ戻って、昨日ゲットしたカキメシでのお昼ご飯タイム。正直、肉眼ではポツンとしか見えないし、体力セーブの意味合いもある。長丁場の旅なので、なるべく緩めに行こう。

コッタロ湿原の中を突っ切る道路をタラタラ走り、シカの群れやツルなどを観察。
15時を過ぎてくると、もう日が傾き始めるのは北海道ならでは。昨年はもう少し遅いシーズンだったことを考えると、1回目のツアーでは特に気を付けないといけない。
夕方のシラルトロ湖でも撮影し、この日はこれで終了。
昨年もお世話になったとほ宿・木里にチェックインだ。


オーナーのご夫妻が迎えてくれる。おっちゃんは特に、「おい、ステファン!今回は元気か?」(前回は体調不良だったな)とか、食事の時も「これは美味いか!?」とか、構わず日本語で押し通している。
なんとなく意味、わかっているだろうか?
相変わらずボリュームたっぷりの夜ご飯を頂き、就寝した。


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