ホニャラ的どこでもドアな旅 4日目

朝8時に出発!
めちゃめちゃ寒い中だが、みんなで朝の高千穂巡りだ。

最初に向かうのは、高千穂峡。一気に谷底に落ちるかのようにグネグネと曲がりくねった道を突き当りまで。
観光ボートの乗り場もあったが、最低4000円~と、お気軽に乗れる値段ではない。人気のため、最近値上げされたのだとか。

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欄干の隙間から覗く高千穂峡。神秘的な美しさだ。

ぶらぶら散歩していくと、綺麗な池が。
チョウザメが泳いでいる!

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傍には、鯉のエサ。ふと思い立って、鯉に朝ご飯をあげよう!と、パラりと池に放ってみる・・・

無反応・・・

え?(瑛美ちゃん・ごっちゃん・ゆずちゃん失笑)

よく見ると、水が流れ出てきている辺りにみんな固まっているから、その辺りをめがけて思いっきり投げ込む。
・・・食べてるけど、しょうがなしに感が半端ないぞ!

人生で一番与えがいの無いエサやりでしたw

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高千穂峡を別アングルから。散歩道はまだ奥の方まで続いていて面白そうでしたが、時間も限られていたので次の機会に!

歩きつつ、ごっちゃんが神話について解説をしてくれる。よく考えてみると、神話の世界の神々の行動って、直情的?なものが多いということに気が付く。

ここから少し、車移動。

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棚田の風景がとても綺麗!遠くには、あまてらす鉄道の鉄橋も見える。
このあたりは高千穂牛の産地でもある。他県のブランド牛の種牛?となるところでもある。高千穂牛という名で売れるのは、この高千穂で直売している肉だけらしい。

そしてやってきたのは天岩戸神社。
朝一番の澄んだ空気を味わう。丁度、ご神体である天岩戸を拝観できるタイミング。参拝を済ませた後、お祓いを受けてから神域へ。ここからは撮影禁止。
天照大神が隠れたという天岩戸。今はその洞窟の姿は確認できず、岩の傷?窪みのようなものが見えるだけだった。

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ここからもう暫く歩いて、天安河原へ。秘境感ある渓流沿いを歩く道は、整備されていて快調に進める。

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ここは天照大神が隠れた時、神々が集まってどうしようかと相談した場所だそうな。天岩戸というと、ここをイメージする人が多いそうだ。(僕もそう思っていた)

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観光客によって積み上げられている石。大水が出たら全部流されるが、いつの間にやらこのように積まれていくみたい。僕らも記念にと、積み上げておいた。

一旦さんかくに戻り、朝の高千穂ツアーは終了。それぞれが別々の予定に入る中、僕は昨日お友達になったふくちゃんと共に、旧高千穂駅へ。

あまてらす鉄道
旧高千穂鉄道が、2005年の台風に伴う豪雨災害により復旧を断念。廃線跡を観光資源として活かすため、旧高千穂駅から建設当時、東洋一の高さと言われた高千穂橋梁までの間をレールカートで運行している。

鉄道会社時代から関わっているというスタッフの方とお話ししつつ、高千穂鉄道で使われていた展示を見せていただく。お召列車の運転時の話や、早くから観光に力を入れていたことなど。あまてらす鉄道になってからはとても好評で、車両も最近、大型の車両を入れたのだとか。

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初代のレールカート。三江線の廃線跡の活用を模索する、島根県邑南町へ貸し出されるのだとか。僕らもこの後その近くへ行くので、不思議なご縁を感じる!

今度来るときには、ぜひトロッコに乗りたい!と思い、後にするのだった。

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午前中のもう一つのミッションでもある、「高千穂牛」を入手!

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「がまだせ」がんばれ等の意味があるらしい。それにしても、日本一見つけにくいって面白いPRやなw

さんかくに戻り、午後の部スタート!
まずは昼飯を調達しに、ごっちゃん一押し!近くのパン屋さんへ。
空腹に負けて、色々手を出しすぎる。まあ残ったら明日の朝食べればいいか。焼きたてアツアツの、餡食パンが絶品だった!

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高千穂を飛び出し、瑛美ちゃんの大学生時代のお友達に会いに、美郷町へ1時間ほどのドライブ。山の中で不思議な暮らしをしている一家。偶然にも瑛美ちゃんが地球宿時代に、ゲストとして来ていた方がここに手伝いに来ていた!

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これはなんだろう?と思って聞いてみたら、オンドル(韓国式の床暖房)を作ったんだとか。

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元々は炭焼き職人をやっていたそうで、今も時々焼くみたい。固い備長炭をお土産にプレゼントしてくれました。ツルツルに磨くとアクセサリーにもなるようで、それを聞いたゆずちゃん、手を真っ黒にしながらせっせと磨いておりました。

ゆっくりしていきたいところではありますが、もう一カ所の目的地に行くのであれば、そろそろ行かねば。ゆずちゃんに聞いてみたら、是非に!とのご希望だったので、早々に出発することにしました。

湯之谷温泉へ

そう。これだけなら、ああ、また温泉好きの湯めぐりやな~と思われるでしょう。それが今回は一味違う!

まずはその道のりも凄い。
幹線筋から外れてしばらく行くと、道は行き違い不可の1車線。目前にはロッククライミングでも出来そうなゴツゴツした岩山。実際、この辺りはロッククライマーが訪れる地なのだそうな。

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ハンドル操作に緊張するような道を進むこと暫く、まずは口コミ情報の通り、薪の販売所を発見。ここで薪を買い込む。
うん。これで後には引けんくなった!

設定していたGoogleナビが、目的地に到着しましたというものの、車の待避所があるだけで何も…あ、谷底へ降りる獣道が。

意を決してそろそろと降りる♂1人と♀3人。めちゃめちゃ滑るクロックスで来てしまったのがマジで悔やまれる(その1)。
降りるとありましたよ、一人分の湯舟と管から注がれる源泉。その湯はやっぱり冷たい。
そう、先ほど購入した薪を使って火を起こさなければいけないんです!

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もう日暮れも迫り、真っ暗になる前には上がりたいので手早く協力体制で杉の葉や小枝を集め、着火。乾いていたこともあり、一気に火は大きくなる。
頃合いをみて(少しぬるいけど)、女性陣(除く瑛美ちゃん)には渓流の景色を拝んでいただき、服を脱ぎ捨てて湯舟にIN!

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泉質は少しトロっとした感もあり、間違いなく絶品!
目の前には大自然の景色!
そして3人の女性からの視線!(妻公認ですよ)

じっくり暖まる間もなく、もっと入りたいな~という思いに後ろ髪をひかれつつ、本格的に暗くなる&女性陣にも温泉に入ってもらうため、引き上げることに。

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どう考えても訳のわからない図である。

お口直しに?という程でもないが、夜道を飛ばして日之影温泉へ。
ここは元々高千穂鉄道の駅で、温泉併設の駅だったところ。今は温泉施設が残る他、宿泊施設に改造された高千穂鉄道の車両も留置されている。

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待合室には、こんなものも。列車の時刻が近づくと、黄色~赤色と変化したそうだが、今は青が表示されるだけか。

温泉にゆったり入って、もう空腹。
ごっちゃんおススメの居酒屋・てんつくてんへ突撃。
瑛美ちゃんは神楽を見たいと、単身・高千穂神社へ。

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宮崎と言えば!のタルタルソースがたっぷり載ったチキン南蛮。
他にも鶏料理が沢山!とても美味しくいただく。

瑛美ちゃんも合流して全員集合。しかし、1時間も経たずに、三十路女の部屋のために、ごっちゃんと瑛美ちゃんはさんかくへ戻る。なんと慌ただしいことか。

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ちなみにオーナーさんは、あまてらす鉄道の運転手さん。ゆずちゃんが初日にあまてらす鉄道に乗った時に、仲良くなったそうな。
鉄橋の上で停車した時に、身を乗り出してシャボン玉を飛ばすパフォーマンスをしてくれるそうだ。
一番「愛」のある鉄道だよ!と、あまてらす鉄道を誇りに思っているのが印象的だ。

ボチボチ三十路女の部屋も終わるかな~というタイミングでさんかくに戻る。ついつい満腹にしてしまったが、昼に買った高千穂牛を、ごっちゃんが美味しく焼き上げてくれた。脂がトロッとしてホントに美味い!

こうして高千穂の夜は更けていった。

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