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ホニャラ北海道・桃岩旅!その13

9月16日 音威子府~旭川

昨晩、お願いしていた朝ご飯はパンとサラダ、そしてコーヒーのモーニングセット。スタッフさんは朝は居ないので、セルフで頂く。
漫画もあるので捕まりそうになりつつ、気合で出発。音威子府駅でアーミーが切符を買ったりしている間、天北線の資料館を見て過ごす。

目的地はトロッコ王国・美深。美幸線の廃線跡が、自分で運転できるトロッコの路線として復活し、活用されているのだ。向かう途中、天気は生憎の雨模様。ここまで全く雨に降られることなく来たが、流石に降られるのか?と思いきや、受付を済ませてトロッコに乗るころにはなんと回復。

いざスタートだ!まずは僕が運転士として乗務。足元のペダルでアクセルとブレーキを操作するスタイルだ。ポイントをガタガタと通過し、踏切ではこちらが一旦停止しながら進む。といっても、農道のようなものなので、ほぼ通行する人はいないだろう。途中、シカやリスの姿も。でかいウ●コもあったので、もしかしたらクマも出るのだろうか。雨上がりの木々の中、大自然の中を爽快に飛ばすのは、とても気持ちいい。


折り返し地点は、ループ線状になっていて、係員さんが先回りして後続車が来るのを確認してからポイントを切り替える。それなりに飛ばしていたつもりだったが、係員さんから、もうすこしペースアップを…とお願いされ、経過した時間にびっくり。往復40分の制限時間なのだが、まもなく30分が経過しようとしている。ここまでホニャラ夫妻が交代で運転を担当してきたが、ここで飛ばし屋(?)アーミーに交代。帰りは登り坂というころもあってか、あまりスピードが乗らない。ラストはふじポンが運転台に座り、あっという間のトロッコ体験が終わった。

美深市内に戻り、アーミーの希望で美深駅へ。毎度おなじみの儀式の間、美幸線の資料館を眺めたり。なんかここ、いろいろ鉄道グッズも売っていたりして、鉄分が濃い目。
ここに限らず、北海道各地には廃線跡が多く、それに伴って○○線資料館というものも各地に存在する。瑛美ちゃんがまるでテッちゃんホイホイだね…と熱心に眺めるアーミーやふじポンを見てポツリ。因みに僕は、あまりグッズ類には興味を示さないのだ。

道の駅に寄って、なかなか濃厚で癖のある味の羊乳ソフトクリームと羊乳を食べつつ、幌加内方面へ。
ここは瑛美ちゃんが昔、大学生時代に暫く滞在したことがある町らしく、久しぶりの訪問を楽しみにしていた。(が、街に入っても、あまり覚えている様子ではなかった)
ここも深名線という、超赤字ローカル線が走っていたところで、時折それらしき跡も見られる。
遅めの昼ごはんに蕎麦を食べ、温泉にも入ってサッパリとする。

今日泊まるのは、旭川郊外のペンション。行きに旭川でお世話になったアーミーの先輩の遠い親戚が運営する一棟貸しの宿だそうだ。夜ご飯に先輩も誘い、宿でチーズフォンデュを一緒に作って食べることになったのだ。
パン屋で美味しそうなパンを入手し、Googleナビに沿って進む。
なんか、とんでもない山道に突っ込んでいくが大丈夫か?
と心配していたら、遂に未舗装路に!!
辺りはすでに暗く、車の中に漂う不安な雰囲気。
いや、進むしかない…と走らせたら、前方に倒木発見!!

とてもじゃないが、撤去することは難しそう…もしできたとしても、その先に本当に進めるのかも怪しい…
止むを得ず、慎重に来た道をバック。
う回路に進む途中、僕の携帯を見ていた瑛美ちゃんが「あっ…」と一言。
え?何?と、いや今話したらみんなの精神ショックがデカいから…と、ことさら不安を煽るので、気になるから!と促したら、明日乗る予定のフェリーが、台風接近のためキャンセルとなったのだそう…
マジか(-_-;)

追い打ちを掛けるように、ナビで案内されたう回路さえも、幅2メートルほどしかない線路を潜るトンネルに阻まれる。頑張れば行けそうだが、レンタカーでは無理は出来ないので、結局Uターン。
精神的に消耗しながら、ようやく宿に到着だ。
先輩とも合流、色々と食材を用意してくれていた。チェックインは完全にセルフスタイルらしくオーナーとは会わぬままで、翌日の朝、集金に来るらしい。
瑛美ちゃんと先輩で夜ご飯の準備をしている間、リスケジュールに励む。
一応、太平洋フェリーは仙台までは運航するらしい。かといって、仙台に行ってもそこからの移動と考えると不経済。新日本海フェリー?とそれとも、飛行機か?といろいろ検討した結果、苫小牧~大洗のフェリーを選択。さらに東京に出て、ぷらっとこだまのグリーン車でラストを締めることにした。


ちなみに仕事の関係もあり、ふじポンは仙台で船を降りて一足早く帰ることになっていたが、この日程変更により、最後まで旅を一緒に続けることが出来ることになった。

ようやく落ち着いて夜ご飯が食べられる。チーズフォンデュを食べつつ、先輩に桃岩荘での体験を話し、北海道最後の夜を過ごした。


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