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大型二種合宿免許への旅路・後編

【梢の雪へ】
往路3日目

石垣屋の朝、気合の6時半起床。今日は移動距離が長いこともあり、少し早めの出発だ。大雪の予報もあり、天候も心配なところ。
準備をさっさと済ませて、石垣屋恒例?のラジオ体操。
昨日の朝はやっていなかったので、どうしたのかな?と思ったら、子ども達が学校休みの期間は、夜更かしすることが多いこともあり中止。冬休みが明けて、学校がスタートする今日、ラジオ体操も再開するのだそうだ。
折角なので参加。外は寒いので、土間の部分でみんなで身体を動かす。
昨日は大はしゃぎだった小1のちびっ子は、昨日までの天国のような冬休みから、待ち受けている現実にご機嫌斜めの模様。
いよいよ出発。少し心配していた天気もこの日は快晴。
それでも長野県内は大雪が予想できたので、急ぎ足で旅立つ。

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非常食に!と、他のゲストさんが置いていった、超巨大ペヤングを頂戴する。(そんな非常事態になったら、お湯も手に入らない気がするが・・・)

昨日の道を戻る形で名古屋市内へ。混雑する名古屋市内は、環状の高速でパスすることに。
ココからはひたすら北上しつつ、僕はオンラインで知り合いとミーティングだ。
何やら地域と地域をつなぐような動きが始まりそうな予感。

木曽路は雪景色。運転を交代したりしつつ、木曽の桟温泉に到着。
ここは源泉かけ流しの冷鉱泉が最高に気持ちいい温泉。
夏場は源泉そのままの湯舟も永遠に浸かれそうな温めの水だが、今は冬。キンキンに冷たく、加温された浴槽と源泉の浴槽を交互に楽しむことに。
お昼は木曽福島駅近くにある、中華屋さんで山賊焼きとラーメンを頂く。地元の人で賑わうローカルな雰囲気の中で、ボリューム満点なお昼ご飯を頂いた。

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僕にとってはお馴染みの安曇野に入る。今回は泊まらないものの、素通りするのも…ということで、安曇野地球宿へ突撃訪問。昨年6月以来の久しぶりの安曇野。案外雪は殆どなく、冬の落ち着いた風景。
「ただいま~!」と、玄関をガラリと開けると、あれ?誰もいない?
と思ったら、長期滞在の馨子ちゃんがお仕事中に少し顔を出してくれた。
しかし望さんいないな~、と思って少し待つことにしてみたら、スタッフのポンさんも帰宅。
すると人の気配がしたからか?奥のスタッフルームから望さんがムクリと起きてくる。昼寝していたみたいだ。(さっき部屋も覗いたのに気づかなかったのか・・・)
少しだけお茶を飲みながら雑談。

小谷町の宿・梢の雪へ向けて出発。安曇野を抜けて、信濃大町辺りから、ぐんぐん雪が増えて、道路も積雪路に。
僕が梢の雪に前回来たのは4年前。初めて来たのは8年前なので、図らずも4年おきに来ていることになる。(オリンピックか!)
しんしんと降り積もる雪。あ…、せっかくホニャラから持ってきたスノーブーツを石垣屋に忘れた!また取りにいかなければ…
久しぶりの再会のぐっさん、相変わらずの緩めの雰囲気。雪に囲まれた古民家は、本当に静かで、誰もしゃべらない時間が続くとただただ静寂だ。

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夜ご飯は既に用意してくれていて、今夜はメインにお魚も。初めに梢の雪に泊まった時、ぐっさんと一緒に温泉に行き、そのまま糸魚川へ魚を食べに行ったのを思い出す。
梢の雪自体は山深い限界集落の中にあるが、車で少し走れば新潟県・糸魚川。海にも直ぐに出ることが出来るのも魅力だ。

囲炉裏の火を囲んで夜ご飯を食べつつ、色々とお話し。さっくんとぐっさんはお酒を、僕はジュースを飲みつつ。

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緩やか~に語り、運転疲れもあり早めに休んだ。

【鬼の雪道移動・五泉ゲストハウス・五ろりへ】
往路4日目

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朝起きて、外に出るといい天気。キンと張り詰めた冷たい空気が気持ちいい。元気なワンコは外に出て雪遊び(直ぐに家に入ってくるが)さっくんが起きてくるまで、土間の薪ストーブの火を眺めながら少しぼんやりと過ごす。

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何気ない時間だけど、こういうのってとても贅沢!
朝ご飯を頂き、天気予報を見ると、やはり今日の日本海側はかなりの悪天候予想。
とはいえ、現在の状況を見る限り、たいしたことはないか?と思ったものの、余裕を持って早めに出発することに。

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日本海側に出ると、積雪量は一気に増える。消雪装置がある街中以外は圧雪路に。
ノロノロ運転を強いられる国道を走り、上越市へ。予定よりもかなり遅れて昼少し回ったところで到着。ぐっさんに教えてもらった上越市の海鮮のお店へ。しかし混雑しており、かなり待つ模様。
ならばと検索して近くの寿司屋にいってみるも、大雪で臨時休業。市内の道も流れが悪く移動するのも億劫なので、とりあえず近くのスーパーで寿司を買ってイートインコーナーで食べることに。

このペースだと、五ろりに着くのが遅くなりそうだということもあり、高速でショートカットするか?と考えるも、少し先の柿崎までは通行止めとなっている。
止むを得ず、国道も猛烈な混雑な様子のため、広域能動を使って迂回することにした。(国道は事故渋滞だったようでこの選択は吉と出た)
時折猛吹雪。どんどん積もる雪だが、さっくんの車は4WD。雪国育ちの運転ということもあり、恐れることなくグイグイ進み心強い。
途中で群馬ナンバーの軽BOXトラックが前方で立ち往生。脱出が大変そうだったので、救援することに。どうやら荷物を下ろした後らしく、空車で軽いための空転だな…。荷台が汚れてもいいか?確認して、近くの雪を大量にスコップで乗せて死重を稼ぎ、ゆっくりアクセルを踏んでもらうと何とか脱出できた。
良かった~!と、居合わせた救援者で一息安堵。僕らも出発して先を急ぐ。

ふと交通情報を見ると、新潟県内の高速道路はほぼ通行止めに変化していく。本当は途中で温泉でも寄って・・・と思っていたが、残念ながら断念。
柿崎からは、混雑の国道を走らざるをえず、刻々と時間は過ぎていく。
柏崎からは、国道を避けてGoogleが示す、海沿いの迂回ルートへ。雪は相変わらずしんしんと降るが、まだ車が少ないため楽に走ることが出来た。

結局、五泉ゲストハウス・五ろりには、真っ暗になった19時頃の到着。

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宿主の斎藤夫妻が暖かく迎えてくれた。
共有のリビングスペースにはやはり薪ストーブがあり、その部屋だけはしっかりと暖かい。手作りの夕食を頂き、しばし語る。どうやら鉄道が好きなようで、もしよかったら…と、鉄道トークのオンラインイベントを持ち掛けてみたら、面白そうだね!と、ノッてくれる。

【ミンタロハットへ】
往路5日目

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朝、外に出てみると物凄い雪。特大のつららもあり、僕は軽く興奮。ただ、もう峠は越したようで、天気は晴れ模様だ。
朝ご飯を食べて、交通情報を確認したり、のんびりお話ししたり。大家さんによる集落の除雪が済んだところで、出発だ!

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さッくんがいってみたいというゲストハウス・ひとときへ行ってみることに。今日はコーヒーを販売している日なのだそうだ。
ローカル線の駅から近くの、小さな町の中にあるゲストハウス。曜日限定のコーヒー屋さんで美味しいコーヒーを頂く。さっくんは以前も来たことがあるようで、オーナーにも挨拶したかっようだが、残念ながら今日は不在。
ラーメン屋で昼食を済ませて、山形県へ向かう。県境手前の日中温泉に行ってみることに。中に入ってビックリ!なんと、更衣室が男女共用のゾーンになっている。一応女性用の部分はカーテンで仕切ることが出来るが、男性が着替えているときに女性が入ってきたら、モロに見られることになるのだ。

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浴場自体は男女別。更衣室は別で、浴場が混浴というのは時々あるが、更衣室が共用とは新しいパターンだ。

まだ少し時間に余裕があるので、峠を越えて山形県に入ったところにある、小野川温泉にも行く。前回も訪れたところで、渋い公衆浴場がとても魅力的な温泉街だ。
あとで調べたら、小さいもののスキー場もあるらしい。
無事にミンタロハットに到着。さっくんとの二人旅もこれで終点だ。

実はさっくんは、元々は青森に帰ることになっていたが、事情により帰る場所が白紙になった。しかも、丁度ホニャラにいるタイミングで。そこで、山形のミンタロハットのことを思い出し、さっくんがヘルパー滞在出来ないか?打診してみたところ、快諾頂いたのだ。そのため、さっくんにとっても、このミンタロハットがとりあえずの目的地となる。

サッくん本人の記事。こちらも面白いよ!
https://note.com/shufurayatv/n/n9d2f16357b5e

到着すると、今日は常連さんで賑わっている。本来なら山形市で祭りがあった日らしく、花火が打ちあがるらしい。オーナー英男さんは買い出し中。帰りを待っていたら、「ドンッドンッ」という音と共に、花火がスタート。

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英男さんが帰ってきたと同時にみんなで線路沿いの花火スポットへ出かける。
地元の方も外に出てきて、立ち見で花火を楽しむ。時折眼下を山形新幹線や、奥羽本線などが走り、鉄っちゃんにも嬉しいポイントだ。

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帰り道はもう道の一部は凍結。英男さんはスケートの様にしてはしゃぎながら帰っていく。60とは思えない元気さだ。
陽気なアメリカ人(日本在住)や、みんたろ常連…というより、ほぼ住んでいるに近いという、JR東日本社員さん(オンラインで出勤しているのだとか)など、今夜も個性的なメンバーが集まる。

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オーナー溺愛の看板娘・なっちゃん。
愛想がいいわけでもないが、常にマイペースな姿がかわいい。

今日はほぼ満室に近く、僕はさっくんと共に、みんたろANNEXと呼ばれている?別館に。離れみたいな感じで、こちらの方が居心地良いかもしれない。
恒例のゆんたくタイムはこれまた恒例の、山形芋煮。ミンタロソースも健在だ。
ゆんたくの〆は、恒例の岬めぐり。それに合わせてみんなで振付をして踊るのが面白い。

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翌日からはいよいよ免許合宿がスタート!
ちょっと緊張するけど、頑張ってきます!!

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