大型合宿免許からの帰路(前編)
山形からの帰り道編。
まっすぐ帰らずに、ウロウロしながらノンビリと帰ってきます。
【ミンタロハット編】
<復路1日目>
無事に最終試験をクリア。この日は、友人・おしょう(本当の和尚ではない)の実家近くへ行き、そちらで車を借りる予定。そのまま車を運転して、小田原に住むおしょう宅へと届けるのだ。
最終ガイダンスの時に、チラリとこのあとどうするの?という話になり、上記のことを話していたら、何と偶然!教官さんが、おしょうの同級生かつ、同じ部活だったのだ!!
当時から変わらないのは爆食だったこと。しかし、写真を見せてもらうともっと痩せていて、イケメンだったのだそう。
最近は連絡を取り合うこともないが、その当時は仲が良く、一緒に帰ったりもしていたのだそうだ。
まさかの偶然にビックリした!
昼食を食べて、教習所の送迎バスで羽前小松へ。
おしょうの親父さんと待ち合わせ。これからお昼ご飯とのことで、一緒にどうか?と誘われたが、さっき教習所で食べたばかりで満腹なので辞退・・・
少しだけお話しして、出発だ。
お借りしたウルトラシャルソン号こと、ハイエース。ディーゼルの運転感覚が、普段乗っている乗用車とは異なり、走らせるのも面白い。
近くの温泉施設へ。なんと、車をお借りするだけでなく、温泉のチケットまでプレゼントしてくれたので、折角なので入ることにした。
さっぱりとして、ミンタロハットへと向かう。もう一つぐらい、どこか温泉に入るのもアリやな~と、物色してみたら、途中に「りんご温泉」があることに気付き、行ってみることにした。
入ってみると、独特の香りが鼻に。リンゴの香りではなく温泉の独特な匂い。
見ると10個ぐらいのリンゴがプカプカと湯舟に浮かんでいるのが滑稽だ。
後から聞いた話によると、リンゴ収穫の最盛期には、浴槽を埋めるかの如く浮かんでいるらしい。
当然使ったリンゴは食べられないだろうから、何ともったいない話だ…と思うが。
サッパリしてミンタロハットへ向かう。まだ2週間前に来たばかりなので、久しぶり…というよりも、帰ってきたという感じだ。
山形まで道中を共にしてきた盟友?さっくんも、ヘルパー業が板についている様子。
今回は、3泊の予定でヘルパーとしての滞在をすることに。
お手伝いしながらの滞在というのも、あまりない経験なので楽しみだ。
ゆんたくの時、滞在中にどこかでスキーに行こうかなと相談したら、翌日は晴天予報なので絶対に行ったほうが良い!行くなら確かにリフト券は高いけど、蔵王スキー場に行くべし!とは、オーナー・ヒデさんのアドバイス。リフト券高いしな~と、幾つか他のスキー場をピックアップしていたが、これは行くしかない!と、翌日の予定が決定だ。
さて、恒例のミンタロハットナイトウォーク。めっちゃ冷え込んでいる日だが、そんなの関係ない。滑り止めある?と聞かれるも、そんなのあるわけもない。まあ大丈夫でしょ…と出発しようとしたら、山登るよ!と一言。
ん?山??
まあ大したことないけどね・・・
(この言葉を信じた僕が甘かった)
ツルッツルの道路を歩き、暫く進むとヒデオさんが、あそこに登るよ。と指をさす。
え?まあまあ登るんじゃね??
まあ、道があれば良いか…
しかし山のふもとに着いて、一気に登山道に入る面々。しまった!これはハードなヤツや!と思うも後の祭り。
滑りやすい急斜面に、一歩進んでも半歩滑り落ちる、非常に効率の悪い道。運動不足もあって死ぬほどつらい…
やっとの思いで頂上へ。そこには神社が。(こんなところによく作ったな)
ヒデオさんと常連ゆうちゃんは、持ってきたウィスキーで乾杯。僕はそんなの呑んだら帰れなくなるので、眼下に広がる夜景を暫し楽しむ。
たしかに絶景!
だけど、冬に来る場所じゃないよ~
帰りは別の道を降りる。そちらの方が緩やかで、あっという間に麓に辿り着く。てか、登りもこっちの方がいいんじゃないか?
ミンタロハットに戻り、この日は就寝。明日に備えた。
【蔵王満喫】
<復路2日目>
起床し、少し掃除をするなどしてから出発。予報通りの快晴だ!
朝昼兼用で食事も済ませたので、スキー場ではひたすら滑るのみ。短期決戦の4時間券で臨む。板をレンタルするなどして、結局スキー場に着いたのは12時を回った頃。
リフトの営業時間を見ると、山頂へ行くゴンドラを中心に、16時で営業を終えるものもあるので、丁度良い時間だ。
蔵王スキー場は、大きく分けて3つのエリアに分かれている。案内図を見ても、なかなか一発では理解しがたい構成で、山頂へ行くにも僕が止めた蔵王中央ロープウェイ駅の駐車場からは、4本ものゴンドラやリフトを乗り継いで山頂に行くという鬼仕様。
(中央という言葉につられて止めたのが間違いだった)
リフト券を買っていざゲレンデへ。少し足慣らしした後、いざ山頂へ!
(案の定、途中でコースを間違えてタイムロス)
山頂へ向かうゴンドラから見える樹氷原。昔はもっと樹氷は大きく、立派だったそうだが、天候の変化により最近は小さくなってしまったのだそう。
それでも山頂に降り立つと、なかなか見ごたえがある。
ゆっくりと樹氷原を味わいながら、コースを楽しむ。Cの中とはいえど、それなりに人も来ていて賑わっている。リフトの待ち時間は殆どなく、ストレスフリーにコースを楽しむことが出来るのが嬉しい。
コースのバラエティーも豊か。横倉の壁や、大森の壁と言った難所も、チャレンジしてみた。38度の急斜面は、久しぶりのスキーには中々難しい。
時間一杯まで楽しみ、最後は16時前に山頂まで登り、麓までゆっくりとロングクルージングを楽しむ計画。
しかし、山頂行のゴンドラ乗り場を見失い、気付いた時には通り過ぎていた。
その瞬間、車を停めた駐車場へも、滑って降りることが出来なくなる!
そう。16時以降は止まっているリフトが多いため、エリア間の行き来が不能になる場所が非常に多いのだ。
泣く泣く、一番下まで滑走した後、重い板を担いでトボトボと駐車場まで10分ほど歩く羽目になったのだ。みなさんは、こんな目に合わないよう気を付けよう。
帰り道の温泉に入り、ミンタロハットへ戻る。昨日の山登りや、今日もノンストップで滑り続けたこともあり、足はかなりガクガク。
今日のナイトウォークはキャンセルして、早めに就寝することにした。
【ミンタロな一日】
(復路3日目)
この日は一日ミンタロハットでお手伝い。
基本的に、「これをやらなければいけない」というタスクは無く、1日4時間程度、何かやってくれればいいというシステム。昨日、スキーへ出かけたので、今日は一日何かしらして過ごすことに。
薪ストーブのチョットした補強をしたり、その他、床のふき掃除など、普段やっていないようなところも含めての大掃除だ。お昼はみんなでラーメンを食べに、食事処・里美へ。
山形は、ラーメンが美味しいお店が多い。ここも、ヒデオさん一押しの食堂。ノーマルなラーメンも気になるが、酒粕ラーメンや魚醤ラーメンも美味そう。散々迷って、魚醤ラーメンを食べることに。魚醤と言えば、いわゆるナンプラーの癖ある味を思い浮かべるが、食べやすくてとても旨い。ヒデオさんが頼んでいた、酒粕ラーメンも、少し汁を味見させてもらったら中々美味しかった。
一旦ミンタロハットに戻る。さっきの続きを進めてから、前回も行ってみてすごく良かった、百目鬼温泉へ行くことに。ヘルパー・まりなすも一緒に行くことに。
田んぼの真ん中にあるこの温泉、泉質はとても濃い。(確か鉄系だったはず)
あまり長湯すると湯あたりしそうなので、出たり入ったりを繰り返した。
サッパリして、途中、少し寄り道したりして帰った。
今夜は僕の滞在最終日。折角なので、夜ご飯の一品を担うことに。
スーパーの買い出しを一緒に行き、何にしようかな~?と迷い、豚の生姜焼きを作ることにした。
2週間以上、台所から離れていたので少し不安だったが、なんとか作り上げる。皆さんにも好評で良かった。
今夜も勿論?ナイトウォーク。
初日のあの地獄の登山を思い出し、今日はどこへ行くのか聞いたら、そんなにハードなコースではないらしい。
僕のために?左沢線に1区間だけ乗車する、鉄道利用コースを。
まりなすも来ることに!(さっくんは留守番)
ウォームアップ?で西米沢まで。ディーゼルの音がパワフルな左沢線であっという間の一駅から本格的に歩きはじめる。
長いときはどれぐらい歩くの?とヒデオさんに聞いてみたら、15キロとか20キロとか歩くこともあるそう。雨でも歩く体力と、そのウォークから帰ってきてからさらに飲み直すのもまた凄い。
帰ってから、ほどほどまでノンビリと語って就寝です。