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真夏の太鼓日記!(その2)

【フランスチーム・縁との対面】
8月2日、フランスの和太鼓チームといよいよのご対面だ。動画で演奏の様子を見させてもらっていたが、躍動感が動画を通しても伝わってきて、これは凄いチームと合同で演奏できることになったということを実感した。
因みに1週間ほど前に先乗り部隊が来日。
ほぼ毎日、練習に明け暮れているらしく、今回の演奏への意気込みが違う。
この渡日に関しても、是非にという希望から実現したとのこと。こちらの気も引き締まる思いだ。

リハーサルのこの日は、オランダから長期で滞在してくれている、マーシャルたちご夫妻を一緒に巻き込んで突撃。
少し遅れて到着。挨拶すると、半分ぐらいのメンバーがある程度日本語を話すことが出来るのにびっくりだ。
リーダーのエミコさん他、7人のメンバーが来日してくれた。
あまり時間もないので、本番想定ですべての曲を通して演奏することに。

我々大和太鼓の演奏の後、縁の番。人数はほぼ同じなのだが、やはり迫力が我々の演奏とは全然違う。
伝統神事曲中心の我々とは異なり、オリジナルに編曲・作曲したものばかりだが、曲の中での一つ一つの動きが複雑であり、それでもピッタリと揃っている。
いきなり迫力に圧倒されたような気分だ。


ラストはそれぞれの太鼓チームの原点となった曲・崇音(たかお)
練習はしてきたものの、バージョンは変わるからね!という円さんの予告通り、初めての動きが加わる。
レクイエム曲ということで、前半はスローテンポで噛み締めるように演奏。
そして、最後のフィナーレの部分で一気にテンポアップして、華やかに締めるという感じとなった。

これであとは三日後の本番を迎えるのみだ。

【いざ奈良へ 太鼓大移動】
日が変わって8月4日。
出発は9時半だが、僕は一足早く大垣のジャパンレンタカーへ行かなければならない。
というのも今回、8人のフランス人チーム+7人の大和太鼓チームが移動するだけではなく、8つの和太鼓や小太鼓、その他荷物を持って奈良&神戸へと大移動するわけだ。
円さんのハイエースに人を乗せるとして、太鼓を運ぶ車も必要。
結局、貨物車のハイエースをもう一台、借りることになったのだ。

レンタカーを借りて大和神社へ。もうみんな、集まってきている。
実は大和太鼓メンバー、今回神戸へ行くのがフルメンバーではない。なんとメンバー最年長の、今年喜寿を迎える小森さん。数日前の深夜、咳をしたはずみでベットから転落し、鎖骨を折ってしまったのだ。
(この話が少し湾曲して、咳をして骨が折れたという風に一部伝わっていたのは、やはり人間の伝言ゲームの面白さか?)
1か月ほど前には円さんも肉離れで一時松葉杖なしでは歩行不能になるなど、なかなかの惨状で突入する。果たして無事に乗り切ることができるか?
みんなでハイエースに太鼓を満載し、いよいよ出発だ。

今日の目的地は奈良。しかし、ここからみんなはいったん神戸へ行き、2回目の神戸での演奏会場(酒心館)の下見に行くことになっている。
必ずしも全員で行く必要はないので、僕は太鼓満載のハイエースでいったんホニャラに戻ってエミポンを拾い、ゆっくりと奈良に直行する手筈だ。

この車はなかなか優れモノで、荷物を満載していても、先頭部に3人は乗ることが出来るので、昨日からホニャラに滞在してくれている、小澤さんもついでに送ることが出来る!と思い、幾つか途中経由地の選択肢を挙げたら、桑名までご一緒することに。ちょっと窮屈だが三人でホニャラを出発だ!

岐阜名物?の堤防高速をかっ飛ばして、一気に桑名へ。
小澤さん、三宅島からありがとうございました!また遊びに来てね~

ここからはしばし、夫婦二人旅。
16時ごろに奈良に到着すればいいので、途中のドライブインでお昼ご飯を食べて、温泉に入る算段だ。

到着したのは島ケ原やぶっちゃの湯。
エミポンはもしかしたら来たことあるかも!と言っていたのでどうか?と思ったら、やはり南山城村に住んでいた時代に来たことがあるらしい。
朝からあまり休憩していないので、ここでようやく一息つける。
サウナに入る前、チラリと見たら水風呂にずっと浸かるおっさんが。
5分ほど入ってさあ水風呂へ…と思ったら、さっきのおっさんがまだ入っている。どんだけ入るねん!と心の中で突っ込みながら、水を掛けて身体を流そうとした瞬間にその理由がわかった。
今までの水風呂の中で一番ぬるい!
まあ個人差はあるだろうが、キンキンに冷えた水風呂が好みなので、ガッカリ。
しかし、それを抜きにしたら、泉質もよく、小さいものの源泉かけ流しの湯もあったりするのでとてもいい温泉だった。

風呂上り、ノンビリしていたら、神戸経由の本隊から連絡が。
少し渋滞で遅れる!ということ。
よしよし、もう少しノンビリできるな…と思っていた瞬間、円さんから追加のメッセージで時間通り来れるように動いてね!と。
こちらの心が読まれたか?
しょーがないなー…
と、結局ソフトクリームは諦め…ずにしっかりと食べて、出発しました。

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