
シャルソン&パクチー銀行旅 その5
連休中ということもあり、反対側の車線は結構な混雑。
アクアラインの途中、海ほたるも駐車場は満車で、待ちが発生しているほどで、なかなかな賑わいだ。
都心に向かう方向はさほどの混雑もなく、一旦、ゲストハウス品川宿に荷物を置かせてもらい、そのまま吉澤さんの運営するスペースである「100人の本屋さん」へ。様々な人が小さい棚のスペースで本屋を営んでいたり、コワーキングスペースでもあったり。
どうやら学生の自習室という観点での利用もあるらしい。実際、このあとも夕方から利用したいという方の面談が入った。
大垣にもみんなの図書館という感じでスペースを営んでいるところがあるが、その拡大版というイメージ。
コワーキングスペースはそれなりに人気がある。
ここでビックリ!本屋の管理人をされている方とお話したのだが、なんか既視感がある方。
岐阜に居たことがある…ときいてやはり!!
嵯峨さんですよね??と切り出すと、相手もあれ??と思っていたらしい。
数年前まで森林文化アカデミーで活動されており、数回、イベントなどでもお会いしていたのだ。
ホニャラにもコーヒーイベントの時に来てくれたな。
まさかこんなところで偶然に会うとは!と、お互いにビックリ。
東京に帰ったという噂は聞いていたが、案外と東京も狭いものだな…
サクッと見て次の予定に…と思っていたが、気づけば思いのほか長居してしまい、近況を話し合ったり雑談したりしていた。
ここから経堂へ。レンタサイクルを借りて移動し、お仕事中のおしょうから、先日のいのちのまつりで預けていた荷物を受け取る…と思っていたら、夜は案外と時間があるらしく、品川近くで夜ご飯一緒に食べようということに。あれ?それならここに来なくても良かった??(笑)
とりあえず品川宿に戻ることに。
ゲストハウス品川宿は、京急北品川駅近くの旧東海道沿いにあるゲストハウス。北品川とはいっても、JR品川駅の南にあるのは、東海道宿場町の品川宿を基点にしての方角で駅名が決められているからだろうが、ややこしい。
旧東海道は街道ならではの細めの道路や、緩いカーブに昔の面影が少し残っているものの、現代的なお店や居酒屋が並ぶ通りだ。
先ほど荷物を置かせて貰ってはいるが、改めてチェックイン。2段ベッドが1台だけの一瞬個室?と思ってしまうドミトリーの上段があてがわれた。
恭さんや、元々カオサンゲストハウスを運営していた小澤さんが僕のことをヨロシク!と伝えてくれており、オーナーのタツさんに近くを案内してもらうことになっていた。
近くでやっているイベントに行きましょうか!と早速歩き出す。

街道を抜けて、大通りを少し歩くと天王洲アイルの近くに。橋の上からなんか独特なイベント会場が見えた。あれかな?と聞くと、その通りだという。
運営にも少し関わっているアーティスト向けのイベントらしい。
今はちょうど、有名なアーティストが演奏しているらしく、音が聞こえてくるものの、物販エリアの人はまばら。
運営スタッフにも挨拶させてもらい、もうお腹もすいたので、軽くご飯を食べることに。タカさんおススメの、ラーメンか麻婆飯かで迷い、珍しい牡蠣白湯の文字と、美味いっすよ!と声を掛けてくれた定員さんの勢いにも押されてラーメンをチョイス。
この後おしょうと焼肉の予定だが、まあ〆を最初にしておくという考えでいいかと思う。
小腹も満たしたところで、ちょっとスペシャルなところを見せてもらう。
実はゲストハウス品川宿の運営会社・宿場JAPANは、品川宿だけでなく、他に数店舗の宿の運営、またツアーの企画なども行っているという。
恐らく、低価格帯のゲストハウスだけでは多くのスタッフを雇うにはリスクが高く、様々な業態を掛け合わせて、この都心に近いエリアでの採算を取っている面もあるのだろうか。
運河に浮かぶコテージがあるな…とは思っていたが、なんとその一つに入れてもらう。陸地とはちゃんとライフライン(水道、電気など)で固定されている、半分船上であり、半分陸地なちょっと変わった形態だ。


ちょっとまだ清掃前で申し訳ないけれど…といいつつ室内に案内してもらう。なかなかゴージャスな空間で、電動式のカーテンを開けてくれると運河の夜景も見れてなかなかエモい。
で、お幾らぐらい?数万ぐらいはするのだろうな…と思って聞いてみたら、なんと驚き!8~10万(一室)だそうな。
え??
ウギャ――!!
超高級宿じゃないっすか!
翌日スタッフさんと話していたら、こちらの清掃にも入ることがあるらしく、その時は緊張感半端ないのだそうな。
そりゃそうだ。品川宿は最安で3000円ちょいぐらい。ギャップが凄すぎるな~
アーティストさんが個別に出店しているショップ的な所も見学。
気の向くままに歩いていたら、東京芸大の卒業生だという若者が、すごい髭ですね!どこか出店しているんですか??と声を掛けてくる。
アーティストに見られたのだろうか?そういえば来ている服も、芸術家にデザインしてもらったのを着ているし、そう思われても仕方がないだろう。