見出し画像

「決める」ということって大事かも!

先日、北海道・浜中町のお宿・きりたっぷりのオーナーと話していて、ああ…そうだな!と思ったことがあるので、紹介したい。
夜ご飯のあと、ノンビリとそのまま話していたら、ふと表題の話になった。
その方は、シンプルに「こうする!こうなる!」という風に、自分の人生を決め、実際にその通りになってきたらしい。
たとえば宿にしても、資金が殆ど無いような状態でも、やるんだ!と思って動いていたら、自ら進んで借金の保証人にまでなって応援する地元の人が現れたり。
その方も僕と同様に晴れ男で、ある時に晴れる!と思ったら、その後、本当にその通りになった。それ以後の話を色々聞くと、僕に匹敵するほどの晴れ男エピソードをお持ちだった。
その方、そこそこの高齢ではあるものの、まだまだこれから自分がやる!ということをお持ちで、資金はないけれど出来る!と決めている。多分、なにかのキッカケでサクッと出来てしまうんだろうな~と思わせる雰囲気は満々だ。

一貫しているのは、「決める」こと。
確かに僕の人生を振り返ってみても、こうする!!と決めたことは、だいたい実現している。僕の人生になぞらえてみると、鉄道会社に入る!と決めていたら、まさしくそうなった。シャルソンをやる!と決めたら、仲間が集まり、手助けしてもらえながらも実現できた。会社をやめて宿をやる!と決めたら、まさしくその通りになっている。
あ、3カ月の世界一周のときも雨具なんか要らない!と荷物から省いて出発したら、実際に3か月間、雨具を使うような機会はなかった。

もちろん、「決めたこと」を実現するまでにはそれなりの努力をしている(していないこともある)ものの、最大の実現に絡んでいる要素はやはり「決める」ということが前提になっているのかなとも思う。
昨年、この宿に泊まった時からこのオーナーとはなにか、シンパシーを感じるものがあったのだが、ある意味こういう体験をそれぞれでしており、それを元とした空気感に僕は勝手に惹かれているのかもしれない。

よく、○○したい!!だけどいろんな問題があって…という人がいる。まあ宿をやっていると、そんな話をよく聞いていたりもして、なんか勿体ないな~と感じることも。
例えばウチの常連ゲストは、「とあるイベントに参加したいです!!だけど休みがとれるかどうか…でもどうしても参加したいです…」などと延々と言っていた。
いや、それはもう参加する!って自分で決めちゃえばいいんじゃないか??
そんなに行きたいのなら、取り敢えず申し込んで、ダメなら仕方がない!ぐらいの気持ちでもいいんじゃない??とアドバイスしたら、最初は渋っていたものの、いつの間にか本当に参加を決めて申し込み。仕事の絡みで相当なハードスケジュールとなったようだが、しっかりと参加を実現していた。
やはり、決めちゃう!というのはそのゲストの中でも大きな力を発揮したのだろう。そういえば、それまでは〇〇したい…でも…というのが口癖だったように思うが、それがそれ以降は少なくなり、自信が付いてきて少し精神的に逞しくなったようにみえる。

ある意味、今の日本人は失敗を恐れて、精神的に逃げ道を用意しておくために、○○をしよう!といいつつも、何かと理由を付けて難しいかも…できないかもと言っておく。確かにそれによって、達成できなかった時に、仕方がない…と思えてダメージは少ないと思い込んでいるのかもしれない。

しかし、そもそも失敗を恐れる必要があるのだろうか?世の中、大抵の失敗は大したことはなく、リカバリーも出来る。それは間違いだったと知ることも、一つの自分にとっての情報だ。
まずは自分の意識だけでも「決める!」ということによって、やりたいこと、なりたい自分になることができる一番の近道なのではないかと思うし、これは誰でも出来ることではないか?迷っている人も、まずは深く考えずに自分の理想になる!と決めちゃえよ!!
そんなことを、オーナーとの深夜までのおしゃべりタイムから感じた。



いいなと思ったら応援しよう!