マーメイドマスカット(雑記)
海の中で栽培できるマスカットがある。
見た目はガラスのように透き通っていて、内側の種が丸見えになっている。
海中だとジベレリン処理ができないため、このマスカットは種がついたままの状態が普通だ。
一瞥しただけではとてもブドウには見えず、それを見たことがある人いわく、自分が呼吸したときの泡がただよっているだけだと勘違いしたとのこと。
また、創作のモチーフとしてもよく使われる。
文学や絵画、ガラスの芸術作品では、泡入りガラスとの親和性が高い。
その昔、何度も人魚の姿が観測された海域に実っているマスカットは、人魚が好んで食べるとされ、その名をマーメイドマスカット、あるいは単にマーメイドという名で呼ばれる。
この人魚のイメージ、特に、人魚の肉を食べると不老不死になれるという言い伝えからか、マーメイドマスカットにも、不老不死という果言葉がある。
実際には食べても不老不死にはなれない。