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チョコサラミ・バンブー(雑記)
春になると、その土地ではチョコサラミが伸びてきます。
それらのチョコサラミは、地面の下で繋がっていて、まるで竹のようになっているのです。
若いものは比較的切りやすく、収穫後はそのまま食べるのがベストです。
生長の最盛期になると、ぐんぐんと伸びていくので、食べられるうちにカットするのがいいでしょう。
一般的な竹は、生長するときひとりでにカコーン、カコーンと音が鳴り、初めて竹林に踏み込んだ人を恐怖に陥れたりするものですが、このチョコサラミの竹林にはみんなよろこんでやってきます。
そもそも前述のような音が鳴らないのはもちろん、甘い香りがただよってくるからでしょう。
ちなみに、このチョコサラミ竹林に生息する野ウサギは、チョコレートのように茶色い体毛と、一般的なウサギと比べた時の恰幅がよさが特徴です。
硬くなってしまったチョコサラミは、曲げチョコサラミなどの伝統工芸品に用いられます。竹わっぱと同じ要領で箱を作るのですが、大抵、チョコレートやナッツっぽい香りが強く残るため、甘いものを入れる容器としての使用が一般的です。