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電子書籍とリアル本って何が違うの?
私は電子書籍とリアル本は全く違うものだと認識しています。
「電子書籍って、リアル本を販売したものを電子データに変えたものじゃないの?」と思っている方もいらっしゃると思います。
私もそれは半分正解だと思います。
実際、電子書籍として売られている本の大半はリアル本として出版されたものが出ています。
今回は、どうして私が電子書籍とリアル本が違うものだと認識してしているのかについてお話しします!
電子書籍はいつから始まったの?
Wikipediaによると、初めての電子書籍は1971年に著作権切れになった作品をインターネット上に公開したことがスタートになっているようです。
50年も昔から電子書籍があったなんて驚きですね。
私の感覚だと、amazonのkindleが出てきてからが電子書籍の始まりだと思っていましたが、それが2007年なので、意外と歴史があるんですね。
電子書籍の始まりが著作権切れの本をインターネットで出したことが始まりだと言うこともあって、ベースがリアル本で、それを電子化したものが電子書籍だと言うイメージがあるのかもしれません。
電子書籍の立ち位置の違い
電子書籍の出版の仕方としては、
1.リアル本→電子書籍
2.いきなり電子書籍
の2つが主流になっています。
では、1のリアル本→電子書籍の流れと2.のいきなり電子書籍の流れで、それぞれの電子書籍はどんな立ち位置になるでしょうか?
1のリアル本→電子書籍の流れについてはわかりやすいと思います。
電子書籍として出版するのは非常に簡単であるのに加えて、コストもほとんどかかりません。
いわゆる、限界費用ゼロと言われるものの一つになります。
何冊売れても、コストは増えないので売れたら売れただけ相対的なコストがゼロに近づいていきます。
リアル本では、こうはいきません。
本が売れたら売れただけ紙を刷る必要があるので、コストも一緒に増えていきます。
つまり、電子書籍は利益率が非常に高いと言うことになるので、本を出す側としてはありがたいんですよね。
一方で、リアル本が売れなくなってしまうのではないか。という懸念もあります。ただし、私個人としては、以前の記事「世界一美しい本を作る男」で書いた通り、リアル本は以前として、むしろより価値は高くなるのでないかと思っています。
本屋さんがなくなってしまうこと自体も避けたいです。
本屋は本屋にしかない価値があるので、リアル本も是非買ってもらいたいと思っています。(また別の機会にお話しできればと思います。)
では、2のいきなり電子書籍として出版する場合の電子書籍はどんな立ち位置かと言いますと、私はメルマガの立ち位置にあるんじゃないかと思っています。
リアル本では、ある程度のページ数がないと売れないのに対して、電子書籍はリアル本の半分のページ数で出しても十分に売れます。
それは、電子書籍にすることで値段を安くすることもできますし、その分高い頻度で出版することも可能になります。
例えば、一冊読んで面白いと思ってもらえたら次の本、そしてまた次の本と読んでもらうことができたなら、それはもはやメルマガとほとんど同じになります。
メルマガは定期的に届くメールの内容を通して読者にファンになってもらったり、教育をしていく方法にもなります。
前回の記事でもお伝えした通り、本には読者をファン化ささせる力がありますので、複数冊を読んでもらえたとしたら、かなり濃いファンになっていることになります。
そういった意味で、私は電子書籍はメルマガと同じ立ち位置にあるのではないかと認識しています。
さいごに
これまで、電子書籍の流れとしては、
1.リアル本→電子書籍と2.いきなり電子書籍の二つの流れがあるとお伝えしましたが、今後は3.電子書籍→リアル本の流れも来ると思っています。
今、電子書籍を書いておくことは将来のリアル本の出版につながる可能性もあるので、本を出版してみたい!という方は是非、今から電子書籍を書いてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!