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ジンバル撮影日記 2024.12.13 東京 銀座 並木通り

今回は、東京 銀座 並木通りの撮影に行ってきましたので、その撮影内容をまとめてみました。


1)撮影機材

まずは、今回使った機材を紹介します。

1-1)ジンバル:DJI RS4 + BG70
1-2)カメラ:SONY VLOGCAM ZV-E1
1-3)レンズ:SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS

といった構成です。

DJI RS4 + BG70

1-1)ジンバル:DJI RS4 + BG70

DJI RS4 PROより一回り小さいRS4の良さは十二分に体感させられています。
私の機材構成だと、RS4 PROでなくても良い場面は結構あり、今回も必要十分でした。
バッテリーグリップ BG70については、以前書いた記事をご参照ください。

紹介した以上、私としてはより確かな手応えを得るために何度か検証を兼ねて撮影しています。
やはり、間違いなく必要な電力を給電できており、今回の撮影で実用に耐えうるものだと確信しました。

バッテリーグリップ BG70

1-2)カメラ:SONY VLOGCAM ZV-E1

夜の撮影なら、私の中ではZV-E1が鉄板のカメラです。
SONY最高峰の高感度機である、α7SIII, FX3と同じイメージセンサーを搭載しているZV-E1は、ソロのビデオグラファーならもはやマストアイテムと言って良いでしょう。

SONY VLOGCAM ZV-E1

ただ、業務での撮影となるとシングルスロットがネックになりますので、どうしてもダブルスロットでの同時記録が必要な局面では、α7SIII, FX3のいずれかになるでしょう。

DJI RS4 + SONY VLOGCAM ZV-E1

1-3)レンズ:SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS

ZV-E1の高感度性能があれば、極端な話F5.6であっても増感によるノイズ感はさほど目立ちません。
特に、ある程度光量のある街明かりであればなおさらです。

SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS

今回は、カラーではなくモノクロに転用したこともあり、なおかつコントラストを高めにもしているのでノイズ感はほぼ気にならないでしょう。

結局何をどう撮るのか?ってこと

結局、レンズのF値だとかISO感度云々は、最終的にどんな絵に仕上げたいのか?が撮影時に分かっていれば良い話です。
一概に暗いレンズがどうとか、高感度がどうとか考えるのは時間の無駄だと思うので、まずは何が撮りたいのか?何を得たいのか?考えるのが先だと、よくよく思っている次第です。


2)撮影目的・狙いは3つ

今回は、以下の3点に絞って撮影しました。

2-1)煌びやかな並木通りを撮りたい
2-2)一転、敢えてモノクロで表現したい
2-3)もう一度、楽しめるスナップ動画を撮りたい

突如、イルミネーションで彩られた並木通りを撮影したくなりました。

並木通りの様子

というのも、実はジンバル撮影を始めたばかりの2016年の暮れに、何の目的もなくこの並木通りを撮影したことがあります。
何度か通い詰めてはいたのですが… 結局は素人です、全然上手く撮れませんでした。
というのも、ジンバルで動いて撮ることばかりに執着していたためで、そりゃ意味もなく動いたって面白い絵が撮れるわけありませんからね。
しかも、当時のジンバルは極めて気難しい設定が必要な上、水平が狂ってしまってマトモに撮影できなかったこともあります。
今回はそれ以来の並木通りで、特に何か特別な撮影対象があったわけではないのですが、今回はこの街の何気ない営みに焦点をあててみることにしました。

電話ボックスの周囲を行き交う人々

もちろん、ジンバルでの撮影です。
各々解説します。


2-1)煌びやかな並木通りを撮りたい

銀座に着くなり、あちこちイルミネーションが飾り付けられてあって撮影したい衝動に駆られます。

品のある街灯&イルミネーション

しかし、今回は並木通りの撮影に集中すると決めていたので迷いはありませんでした。
さほど派手派手しくは無いものの、やはり銀座の並木通り、そこここに落ち着いた大人の雰囲気が漂います。
今回は、銀座一丁目〜四丁目までを南に下りながら、スナップ写真を撮るような感覚で動画撮影してみました。


2-2)一転、敢えてモノクロで表現したい

映像素材はカラーで撮影してきましたが、最終的な仕上げはモノクロにしました。

撮影対象によっては色が邪魔になることもある

なぜかと言うと、撮影中に「あ、これ色要らないかな」と感じたためで、その瞬間白黒のコントラストだけで何かを表現したくなりました。(モノクロ映像は初の試みです。)
その理由は単純な話で、映像素材にさほど色差が無いからでした。
夜の並木通りは、上品で落ち着いた色味で柔らかく表現するつもりだったのですが、撮影した映像素材を見る限り色を無くしたほうが造形がハッキリ出て面白くなるのでは?と。
その中で、特にカラーのほうが面白いと感じたカットのみカラーコレクションで色を強調しています。

美しいモデルのサインボード

詳しくはYouTubeをご覧ください。


2-3)もう一度、楽しめるスナップ動画を撮りたい

特別な撮影対象を探して、誰も見たことのない映像を撮りたいのは誰しもあると思います。
私もそうですし、私のジンバル講習やワークショップに来られるかたも同じです。
そりゃ、誰だってたくさん見てもらえたら嬉しいでしょうし、バズったりした日にはインフルエンサーの仲間入りですからね。
しかしながら、それだけに執着してしまうと撮影自体を楽しむのではなく、数字を取るための撮影になってしまいます。
このマインドに陥ってしまうと良い絵など撮れるはずもなく、撮影自体が苦痛でしかなくなりますので、ジンバルを始めてみたもののその大半は撮影をやめていきます。
私もそうなりかけましたが、SNSや数字は雑念でしかありませんから、私は特別な撮影対象を探して数字を取る努力をやめました。
バカらしいじゃないですか、限られた時間の中で撮影地へ赴き、本来楽しむために買ったはずの機材を数字のためだけに使うなんて。
身近な撮影対象や見慣れたはずの何気ない風景を自分なりに撮影してみようと、もう一度初心に戻りたくてここ銀座 並木通りに来たということもありますね。
ワークショップではよく撮影地に選ぶ銀座ですが、撮影の腕を磨くなら人の混み合うエリアや歓楽街よりも、落ち着いた銀座でゆったり撮るのがベストだと再認識したました。
興味のあるかたは、私のジンバル講習やワークショップにぜひご参加ください。
被写体にも溢れていますので、何を撮ろうか?迷うこともないと思います。
ぜひご一緒に楽しみましょう。


今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお目にかかりましょう。

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