島根県の魅力を紹介しますね！【古事記を巡る地の実体験レポート】出雲大社編

竹馬タケル

2022年8月26日 16:36

古事記を巡る地の実体験レポート第４回。
日本最大の縁結びの聖地出雲大社をご紹介します。

第４章は４番の場所です。
島根県に行くならここ行かなきゃ！
といっても過言ではない場所ですね。

写真をメインにしてどんな雰囲気や感覚を掴んだのか、自分の言葉で経験談をサクッとお伝えします。

まず出雲大社に来るまでに須我神社でバスが来ない事態に遭遇しました。
ヒッチハイクをして、ぶとう畑と水族館を経営するお姉様に拾っていただき、直接運んでいただいたことに感謝します。

上の地図２番から４番まで車で移動した際、斐伊川を直接見られた経験はかけがえのないものでした。
スマホで写真は撮らなかったのですが、４番出雲大社寄りにある大きな川です。
ヤマタノオロチ伝説由来の川とのことですが、僕は納得をしました。

「昔の人の中に想像力豊かな人がいたら、この川から大蛇の伝説を作ってもおかしくはないな」
と。

岐阜県も揖斐川、長良川など身近に大きな川がありますが、それより大きかったです。
ましてや整備も舗装もされていない時代、この川が雨や台風で氾濫をしたら、それはそれはバケモノに見立てたり、神々と繋げて考えてもおかしくはない説得力がありました。
古事記の時代に僕が斐伊川を見たら、たぶんヤマタノオロチを書いていました。

では、出雲大社に到着をしてからの写真を見ながら第４章の舞台の紹介をします。

ここが正面。
一の鳥居”宇迦橋大鳥居”です。

参拝の心得として、石、鋼、鉄、銅とそれぞれに違う素材を使った４つを丁寧に
くぐり、御本殿までの間にしっかりと心を整える必要があります。
なんとなく行って、なんとなく見て帰るのは実にもったいないこと。
心を込め、礼に始まり礼に終わるのが大切です。

人が少ない時間を狙い撮影をしていますが、観光客が凄く多いです。
みなさん、礼をして入っていました。
出雲大社は二礼四拍手一礼です。
一般の神社は二拍手。
覚えておくと良いですね。

振り返るとこの景色。

神門通りです。
お土産を買いたいならこの通りを歩けば間違いないです。

中に入ると大きな道が続きます。
下り参道です。
ここから神威の世界に入ります。

作中では少し水没をしたこの道を１６人のパーティーが船ですいすいと進みます。

ここから本殿に続くまでの道のりも実に見所が多かったです。

因幡いなばの白うさぎたち。
うさぎや動物好きにはたまらない光景ですね。

このようにそこかしこに可愛いうさぎの像があります。
人気の秘訣は品格を損なわないエンターテイメント性もあるということだと思いました。
歴史と伝統を重んじながらも、現代人を引き寄せる工夫があります。
庭園も実に美しく、手入れがなされていました。

６月だったのでアジサイも美しいです。

そして奥に行くとムスビの御神像に目を惹かれました。
大国主大神が、日本海の荒波の向こうから現れた幸魂さきみたま奇魂くしみたまを授けられ、結びの神となられた神話の一場面を再現している場所です。

ネットや検索で出る説明は積極的に省いているので、像の説明の写真を貼っておきますね。

この一文を見るだけで、なぜ出雲大社が縁結びの聖地なのかがわかると思います。
ムスビの大神、縁、えんむすび。
どの神社や取材場所においても言えますが、こういう何気ないポイントを見ないで知る＆回るとでは大きな違いがあります。
RPGゲームでも寄り道した時に、思わぬヒントがあるようにしっかりその地、その場所にどのような意味と価値があるのかを確かめ、敬意を払いながら回りたいと常々心がけています。