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5G線上のアリサ【第1章#8話】

#8話:令和の予言者アイムソーリー



【視聴時間=03:00】


「いやいや、わしはアリサのパソコン教室が今より流行ればそれでええ。ついでに池田町をもっと全国にアピールしたい!」

「じゃぁ、池田町と言えば?」
池田/平野

一同沈黙。

「お茶」

「温泉」

「道の駅」と口を揃える。


「でも、それって結局……」と続きほぼポイントなしと自虐。

けれども加護だけ「そこが良いとこ」と小さくつぶやき紳士にフォロー。

総理大臣が変わり法整備。

5G行政に感謝し始めーーー

「―――メチャクチャ凄い速度で日本中がテクノロジー化をしたよなぁ」

八名蜂谷はっちゃんは5G世代の申し子や。インフルへの対応がずさんだったことから学んで、地方に渡るまで先進医療から物流が行き届くようになった。八名さま様やで」
井口/池田

医療崩壊を招いた場所や食料品の届かなかった、感染地域に被害が及び地方の疲弊は問題化した。

多くの死傷者を出した時間が国を大きく変えていった。

特に総理大臣交代が劇的変化を生み出した。

「世界全体が停滞しとる最中、5G計画プランを着々と進めーーー」

「―――若者から高齢者にまでマイナンバー義務化からスマホ連動へ―――」

「―――納税から生活管理に至るすべてをより効率化―――」

「―――資源の無駄遣いをなくした日本の救世主。それが現首相、八名蜂谷やなはち
池田/平野/井口/清水

それから話は首相のツリッターをフォローするかどうかで、ロートルズは盛り上がり全員フォローを決定していく。

「凄ぇや、フォロワー数900万人もいる」

「もう、あなた……この国の総理大臣よ?」

「やが、令和の予言者アイムソーリーには勝てんのが悔しいわ!」

「フォローワー数は勝ち負けの問題ではありませんよ」

そして「アイムソーリーの中身は総理であるか?」と疑問が出たが、それは数年前にハッカーが解決したと噂が飛んだ。

諜報機関に潜入できる凄腕パソコン使いがある日、アイムソーリーの真相を探るためにアカウントを乗っ取ったが、総理に関連することはゼロダジャレで付けた名前ではないと、加護は強く念を押したがロートルズは疑った。

「娘から聞いた話、政府絡みの説は今だに強いのよ」

「フォロワーは1000万人に対し、フォローは0」

「総理説は間違い。ハッカー説も間違い。ガチ予言者説もあるけれど有名になりたい気配もない。すべてが謎なのよね」
平野/井口/清水

そんな謎の存在が国の未来の多くを予言している。

もしもアイムソーリーにフォローをされたら一体どうなることか?

愛利沙はこの時、自分の気持ちを初めて生徒に打ち明けた。


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『”Springtime Is Back”perfomed by Philippe da Silva,used under license from Shutterstock』

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