【カードゲーム】知らなくても~ある一人のカードバトラーと出会った話~
こんにちは、久しぶりにいわゆるカードショップでのバトルに繰り出してみたカタカナ3文字でタケルです。
今回は、そこで出会えた一人のバトラーと、その方にenjoy勢ガチとして尊敬の念を抱いたというお話をしたいと思います。
その方は、私がプレイしているカードゲーム以外のカードゲームもプレイしている、「マルチバトラー」の方でした。
その方のお話では、「このゲーム(私がプレイしているカードゲーム)は要素が多くて、ルールがむずかしいですね。」とのことでした。私もこれには少し納得です。確かに遊んでいて「これはどのように解決するんだろう」と問題が多々生じます。
ただ、新しく始めようという方の心を挫かないためにこれだけは伝えたいのが、「プレイするために知るルール」と「"正確に"プレイするために知るルール」とは違うということです。正にここに私が今日感じた、彼の方に尊敬すべき点が隠れていたのです。
サッカーに例えてみましょう。
ここで言う「プレイするために知るルール」は、キーパー以外は手を使わない、ボールがフィールドのライン外に出たらスローインかキックインをする、などの、これがないとサッカーというゲームが出来ないレベルのルールです。
それに対して「"正確に"プレイするために知るルール」は、オフサイドやユニフォーム規定といった、ゲームの面白さやバランスを保つためのルールだと考えてください。
ここで、子どもの頃サッカーをやる時はオフサイドを気にしていたでしょうか。足でボールを操ってゴールに入れれば1点入るという単純なルールで遊んでいたと思います。ただそのルールだけで楽しかったのです。
では、なぜバランスを保つルールが必要なのか。それは、恐らくですが「勝つためのゲーム」をするでしょう。「楽しむためのゲーム」なら勝敗は二の次です。しかし、「勝つためのゲーム」をするためには、ルールの穴をついて卑怯な手を使って勝つというようなことがないように、ルールが細かく決まられなくていけないのです「楽しむ」から「勝つ」に目的が変わることで、ゲームが何倍も複雑になってしまうのです。
私は、ここを意識したときに「enjoy勢ガチ」という立場を説明する言葉を得ました。「勝つためのゲームの中で楽しむ精神でプレイする」これが「enjoy勢ガチ」なのです。
そして、話が遠回りしてしまいましたが、そんな私が心動かされた言葉は、「ありがとうございました。勉強になります。」でした。最近は、もはや社交辞令として本来の意味が消えつつあるこの言葉ですが、今回の私にはとても刺さりました。楽しもうと思ってプレイしている人が、勝つための難しい世界に足を踏み入れてその世界に順応しようとしているその様は正しく「enjoy勢ガチ」が見習うべき姿でした。
その方とのバトルには、私は負けてしまいましたがとても楽しめました。「負けても楽しい」やはり、ゲームはこれが一番ではないかと思います。その方が、自分のミスを振り返りやすいですしね。
なるほど、「楽しんでる奴が一番強い」とはそう言うことなのか。
ありがとうございます。
勉強になります。
なんてね。