【速報】高速大名行列、台湾で急加速中!ほぼすべての主要都市で採用決定
高速大名行列の加速が止まらない。特に、台湾で。
台湾ではここ数日「宇美方式」という名称で高速大名行列が数多く報道されている。
調査すると、台北市(人口260万人)、台中市(人口280万人)、高雄市(人口270万人)、桃園市 人口220万人)、屏東市(人口90万人)、嘉義市(人口27万人)にて導入が決定されている。(6月15日12:00現在)
これを合わせると人口1,100万人超、ちなみに、台湾の人口は約2,300万人。台湾人の友人周ちゃんの妹は「めっちゃニュースに流れてくるから集団接種すべてがそうやっている」と勘違いをしたらしい。桃園に住む周ちゃんのおじいちゃん、おばあちゃんは、叔父さんとともに明日接種に行くという。
各都市の内容をみていこう。
台湾第二の都市、台中市
こちらの記事は台中市のもの。(写真は記事中のものを引用)台中市は6月12日に中央政府から7万回分のAZワクチンを受領。64カ所の接種所で15日から17日までは、85歳以上の高齢者を優先に接種される。70%の接種所で日本の「宇美町」(=高速大名行列)の接種方法を採用する予定で、1時間で120人の接種が可能だという。
台湾第三の都市、高雄市
高雄市の記事はこちら(写真は記事中のものを引用)。陳志明市長は6月12日、87歳以上の高齢者31,000人分の予防接種通知がすべて届いたことを明らかにし、高齢者向けの予防接種は、高齢者が列になって座り、医療スタッフが滑るようにして一人ずつ接種する日本の「宇美方式」(=高速大名行列)で行うと宣言した。
宣言の通り、本日15日より高雄市五つのワクチン接種所で接種が開始。大雨の中100人ほどが漢神(カンシン)ドームに集まった。このニュースはインターネットで12時時点のトップに上がったものである。
接種にきた93歳のおじいさんは「危ないけど(ワクチン注射)受けなきゃ」と話した。
動きの速い台湾、過去の反省から接種を急ぐ
台湾では世論の力が強いため、行政側がすぐに対応しないとメディアと市民の批判の目に晒される。今回ワクチン接種遅延に関してはさまざまな声があったという。
しかし、総統の直接談話による謝罪、12日のワクチン到着からのスピード接種、トップダウンの意思決定、素早い情報の公開…見ている方が追いつけないくらい、動きが早い。過去、蔡英文総統が語った民主主義についての思いを引用する。未来を決める、未来を作っていくという強い意志を感じられるだろう。
私は総統として皆さんと約束する。我々が軽々しく対抗の姿勢を強めることはないし、また相手に屈することも、譲歩することもない。一時的な感情に身を任せて、衝突や対抗に走り、台湾海峡両岸関係を危機に陥れることもない。私が民意に背き、台湾の主権を犠牲にすることもない。我々の対応はつまり「安定、臨機応変、進歩」という方法である。この道には多くの試練が待ち受けている。しかし、現段階において台湾が安定した歩みで進むべき道なのだ。(Taiwan Today日本語ウェブサイト 蔡英文総統の談話、「民主主義の台湾が、世界を明るく照らす」2018/10/11 より抜粋)
日本より急拡大している台湾の現状に、編集部一同驚きを隠せない。
いくつかのニュースの映像をみてみると、台湾オペレーションの改善点もありそうということも分かってきた。編集部では、マニュアル中国語訳、動画で全体の流れをビジュアル化など、対応を急いでいく。できるだけ早く、頑張っている人々に届けていきたい。
編集部 ちだ
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