〈経済論壇から〉コロナの経済への影響は 広がり始めたデジタル金融/オークション理論への期待
昨日の日本経済新聞朝刊に、毎月最終土曜日の読書欄にて連載している拙評「経済論壇から」が掲載されました。
10月の経済論壇で取り上げられた論考の中から、興味深いものを3つのテーマに絞ってご紹介しています。さて、今月の論考として、
●新型コロナウイルスの感染拡大が経済や株価に与えた影響に関する論考
田中聡史・豪クイーンズランド大学上級講師(経済セミナー10・11月号)
鈴木史馬・成蹊大学教授(週刊東洋経済10月10日号)
小幡績・慶応義塾大学准教授(週刊ダイヤモンド10月24日号)
●コロナ後見据えた新たな経済活動に関する論考
岩下直行・京都大学教授(金融財政事情10月19・26日号)
吉田裕司・滋賀大学教授(週刊エコノミスト10月6日号)
戸堂康之・早稲田大学教授(世界経済評論11・12月号)
●ノーベル経済学賞受賞者が発展させた経済学の知見を活かした政策に関する論考
花木伸行・大阪大学教授(週刊エコノミスト10月27日号)
松島斉・東京大学教授(10月21日付経済教室)
を取り上げました。
コロナ後見据えた新たな経済活動については、デジタル金融、テレワーク、グローバルバリューチェーンに関する論考を取り上げました。
ノーベル経済学賞受賞者が発展させた経済学の知見については、2017年に受賞した米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授の「ナッジ」と、今年受賞した米スタンフォード大学のロバート・ウィルソン名誉教授とポール・ミルグロム教授の「オークション理論」を取り上げました。