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k2factory
「そのメガネは明日も、くもる。」 by Zoff は脱マスクへのあきらめが生んだコピーか
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今週(2023年1月2日週)の1本はZoffの曇り止めメガネのコピー
「そのメガネは明日も、くもる。」
気づいてみれば、コロナ禍に入ってメガネユーザーの私にとってみれば、メガネの曇りと戦う日々だった。
マスクをするとメガネが曇るという、メガネユーザーにとっては当たり前の事実をはっと気付かされるコピー。
今までは、メガネが曇らないとマスクを買っていたけど、そもそも、曇らないメガネを使えばいいじゃないの?というよくよく気づいてみれば当たり前のことを気づかせてくれる。
このコピーを見たのは東京メトロの電車広告である。しかも、季節は冬まっただ中。外気との温度差で電車内でのメガネは一気に曇る。生活者にとってのリアルな体験をすぐに取り込むことができる優秀なクリエイティブとメディア戦略である。
なぜ、今、曇らないメガネをZoffが出すのか。
「そのうちマスク生活がなくなる。そのうち。」
そんな希望的観測がコロナ禍の当初にはあったから、メガネの曇りが我慢できた。でも、いまだ見えぬコロナの出口と、もはや日常となってしまったマスク生活に、どこか諦めたがついてしまったから、曇らないメガネが出てきたのだろう。
2022年〜2023年冬は、マスクが非日常ではなかう、日常になってしまった冬とも言えそうだ。マスク苦しいから本当はいやだけどね。