「深圳」の読み方 1 玉城武生 2020年10月17日 21:45 香港に接する中国広東省の「深圳」は、日本では慣用的にシンセンと呼ばれていますが、センは「圳」の旁にある「川」に基づく誤読、いわゆる百姓読みにあたります。漢和辞典としては最大級の『大漢和辞典』によると、「圳」の字音として、シウ/ジュ、シン、シュンが掲載されていますが、センの読みはありません。「圳」は、広東地域において、田畑の間に水を通す小さな溝を表します。伝統的な字体ではなく、限られた地域でのみ使用される方言字です。もともと標準中国語にはない字なので、広東方言から音韻体系に沿って標準中国語の発音を比定した結果、zhènという音が導き出されました。⁂参考 “圳”という字の読み方|Colorless Green Ideas“圳”という字の読み方|Colorless Green Ideas “圳”という漢字が中国語・日本語でどのように読まれるのかについて解説する。中国語では、広東で用いられている場合は“zhèn id.fnshr.info 「しんしん」ってどこ? — 変換辞書のはなし8 - ことばマガジン:朝日新聞デジタル 「トウ小平」(小平)に並び立つ、中国関係の“JIS外字交ぜ書き語”といえば、やはり「深セン」(深)でしょう。広東省南部 www.asahi.com ダウンロード copy #漢字 #深圳 #誤読 #漢字の読み #慣用読み 1 皆様からの尊いご寄付は、今後の執筆活動に活用させていただきます。なにとぞご支援を賜りますようお願い申し上げます。 サポート