お話しする? お話する?
「話す」の謙譲表現の場合は、送り仮名の「し」が必要です。「お……する」の……には動詞の連用形が入るからです。「お渡しする」や「お持ちする」と同様です。
一方、物語を読み聞かせるというような意味の場合は、助詞の「を」を入れて「お話をする」とする必要があります。この場合は、名詞「話」の前に接頭辞の「お」が付いただけなので、送り仮名は不要です。
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