よる散歩
五月末、梅雨の近づきを知らせるじめじめとした暑さを感じています。最近の私の休日の過ごし方と言えば、図書館に籠りゼミ、英語の勉強をするか、ジムに赴き筋肉を育てることくらいしかありません。少々虚しさに苛まれたため、友人に休日の過ごし方を聞いてみました。彼は大学生らしい休日の過ごし方をしていましたが、「自分が楽しいと感じていればそればいいんじゃない?」と、優しい言葉をくれました。素敵な友人を持てて嬉しく思います。
さて、京都の5月末、この時期は哲学の道に蛍が飛ぶようです。この事は入学時から知っていたのですが、なんだかんだで3年間一度も見に行ったことはありませんでした。京都も最後の年ということで散歩に出かけることにしました。
哲学の道についてみれば、地元のご家族やカップルがちらほらと。蛍を見るのは十数年ぶりでしたが、無事、暗闇を漂う小さな光を目にすることができました。哲学の道という、多くの人々が思索に耽ったであろう場所にほのかな光をともしながら飛ぶ蛍がいるというのは、彼らが思索の道しるべとして私たちを導いてくれるような気がしてとても趣深いものに思えました。
こんな素敵な光景、入学時から見ておけばよかった…もう一回くらいは、ゆっくり蛍を眺めに行こうかと思います。