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「 祈り 」 そして 「 いのち 」 ⒑

 本シリーズも第10回になりました。
 朝倉氏遺跡の平面復原区に「八地谷やちだに」という区域があります。八地谷は一乗城下町で最も寺院や武家屋敷が密集していたところです。城下町の中心部に位置しています。
 南北に流れる一乗谷川河畔から西へ500m山中まで階段状に削平された屋敷跡が伸びています。

 私はこの八地谷の入り口付近から前方(東方)や背後(西方)を向いて一乗杉を撮っています。
 その現場は主要な遊歩道よりも高台になります。撮っていると、たまに観光客が風光明媚な景色が見えるのかと勘違いして近くに寄ってきますが、すぐに皆さんガッカリして離れていきます。
 現在のところ、一乗杉は変人北野の独占景観になっています。

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