コンビニ店員奮闘記 第三話
8月に入り、うだるような暑さが続く。
「ふう、暑いなぁ…」
そう一人ごちながら店の外のごみ袋を取り換える。
「なにこれ!重いと思ったら!」
燃えるごみの袋に大量の新聞紙が捨ててあった。2週間分くらいだろうか。束になっていてかなり重い。
「もー、ちゃんと自分の家で処分してよね…」
ぶつくさ文句を言いながら、所定の倉庫の中に投げ入れる。
「ふー、早く中に戻ろう」
倉庫の鍵を閉めて、店内に戻る。
冷房はガンガン効いているわけではないけれど、店内は外に比べれば格段に涼しい。
「お帰り