気怠い

最近、あわよくば授業をサボろうとしてしまう。というか幾つかサボってしまった。だが、もちろん行きたくなかったわけでもサボりたかったわけでもないのである。ただ気怠いのである。両親という最大の監視者がいなくなった今、求められるのは自律心そして責任感なのであるが僕にそれは欠如している。しかもサボると優越感と罪悪感に首を絞められ、結局のところ、サボった日の生産効率は大幅に下がってしまう。自堕落な僕はどうすれば良いのか。UCLまできて高額な学費を納め、親を背き、自身の信頼すら失墜させる。人間失格である。太宰治のように小説の能力があったり、株のトレーダーで一発当て一生困らない金があったりするとどれだけ怠惰であろうと許されるのだろうが。しかも当面、通っていた授業があまり面白くないのである。と言っても多分どの授業を受けても同じようなことを言うのだろうが。