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日本の西端ハウステンボスに全国から人が集まるたった1つのワケ
九州長崎にあるハウステンボスは
8年間で来場者数を約2倍に伸ばしています。
実はこの成功の影には、徹底的した2つの戦略と、、、たった1つのワケがありました。
●ハウステンボスが抱える大きな壁
ハウステンボスがあるのは知っての通り、九州長崎です。
その為、近県からの集客しかできず、
日本最大級という施設規模の割には理想的な集客に繋がらず、
二度に渡る経営破綻に苦しめられていました。
そんな、日本の西端にあるハウステンボスが持つ距離の壁を乗り越え
8年というわずかな期間で集客数を2倍に伸ばす事ができたのは
ハウステンボスがたった2つの戦略を徹底したからでした。
●ハウステンボスの掲げるオンリーワンナンバーワン戦略
ハウステンボスの集客数を上げる為には、
東側から人が来てもらう必要が有ります。
つまり、長崎佐世保より東側にある同類の施設と同じ企画をマネしていては
そちらにお客様の足が向かい、理想的な集客ができません。
そこでハウステンボスが考え出したのが
オンリーワンナンバーワン戦略
つまり、ハウステンボスの強みを生かした唯一無二のイベント・演出を
広報視点で開発するのです。
(立地を生かした日本最大のウォーターパーク)
(日本一・日本最大という施設規模を打ち出したイベント)
この戦略が大ヒット!
PR的には独自性があるのでテレビの取材は多数入り
インパクトのあるメディア露出の掲載を獲得。
テレビの放送をで見た人は、日本最大級の施設規模を誇るハウステンボスに遠方から足を運びました。
そして、これだけでは終わらないのがハウステンボス
この広報視点の戦略を集客視点でブラッシュアップしていきました。
それが、、、
●データドリブン集客戦略
唯一無二の企画を開発したハウステンボスは、
企画毎の集客数を15分毎にデータ化!
どの時期にどんな事を行えば、人が集まるのか?
どの地域からの予約が入るのか?
を分析していきました。
分析の結果から、広報戦略を仕掛けるタイミングを地域毎に変える等
集客と広報戦略を組み合わせて回していったのです。
●ハウステンボスに全国から人が集まるたった1つのワケ
~広報は目的達成の為のツール~
広告換算値やリーチ数で成果を計られがちですが
広報は目的や課題解決の為のツールです!
つまり、達成した目的に紐づく広報戦略でないと施策を行う意味がありません。
ハウステンボスは、その本質を見失わず
差別化ができる広報戦略立案⇒施策の実施⇒集客数の検証⇒改善と!
本来の目的に合わせて、PDCAを回していったからこそ
わずか8年という期間で集客数2倍という快挙を達成できたのです。
何度も繰り返しますが、広報は目的達成の為にツールです!
換算値やリーチ数に目線が向かいがちですが
広報の原点に返って考えてみると目指すGOALは近いかもしれません。