質の高いコンサルタントの見分け方
企業広報担当者が外部のPR会社や広告代理店に課題解決を依頼する際に、様々な提案に触れる機会が多くあると思います。企業広報の担当者として資金を外部に投資する以上、企業選定を間違えては力を入れたプロジェクトの成功機会を損失してしまう事になりかねません。
そこで、今回は外部(PR会社・広告代理店)の視点から、良質な企業・コンサルタントの見分け方について紹介したいと思います。
良質な提案に見える落とし穴
外部の会社やコンサルタントと一緒に仕事をしていると、こちらが出した課題に対して直ぐにクリエイティブに見える解決策を提案してくる、一般的に『仕事のデキる』企業やコンサルタントがいます。
しかし実は、ここに落とし穴があるんです。企業の広報担当者はしっかりと見極めが必要です。仕事がデキル人や企業、実は自身の『経験』や『知識』からそのまま提案(課題解決策)を出している人が8割です。
そう、ほとんどが『現状把握』を適切に行わず『経験』『知識』から結論を出してしまいがちです。つまり、過去の成功事例を基にして同じ提案を繰り返しているのです。この傾向は40代の年配コンサルタントや大企業(特にクライアントの予算が少ない場合)に強い傾向があります。あくまでも私の主観ですが。。。
質の高い提案の見分け方
結論を言うと『現状把握』に力をいれる企業やコンサルタントと一緒に仕事をすれば上手くいく傾向が高いと言えるでしょう。
問題解決の思考手順は『現状把握』→『問題発見』→『原因究明』→『最終ゴールとギャップのイメージ』→『提案(解決策)』となります。前述したとおり、ほとんどが『現状把握』の思考手順を踏まず経験と知識から『提案』を出してきます。
しかし、クライアントと同じ目線に立ち課題解決に向かい思考をしているコンサルタントや企業は『現状把握』→『問題発見』→『原因究明』に時間をかける傾向が強いです。
クリエイティブな提案に踊らされない
外部の企業やコンサルタントに投資をする以上、良質な企業・コンサルタントの選びが重要になってきますね。
広告代理店やPR会社の一見クリエイティブに見える提案に踊らされず、同じ方向を見て思考してくれているか?をしっかりと見極めていく事が大切ですね。