蓋が取れて楽になった。
いやー、気持ちの蓋が取れて楽になった感じだ。
実のところ、運よく精神保健福祉の環境というか、就労支援施設から退所して、数年養生しだんだん楽になってきた。体調も復調してきたようだ。
実際、障害者就労支援施設というのは厚生労働省の馬鹿な三障害設定のため賃金が異様なほど低い。就労支援B型で二万円、A型で七万円ぐらいだから、活動的な精神疾患患者の生活費や遊興娯楽費にはまったく足らない。それどころか、マイナスの家計になるので親からの仕送りを受けたり、生活保護を受給したりする患者もかなり多い。老後は破産か生活保護。これが精神疾患患者の人権と自由意志と人格を無視した厚生労働省のやり口なのだ。
と怒っているのもほどほどにし、最近のことについてさらに書く。いちおう運良くというか精神保健福祉の環境からはフリーになったので、絵画制作を中心にして、後は物理と数学に俳句にnoteの執筆をがんばってみようと思っているのだ。どうせ、調子もあって長く集中できないし、短大の服飾デザイン科に行っていた頃のように、服飾デザインと教養科目という風に考えて、時間割的に取り組んでみたい。
やっぱり昔に心の病を抱えながら短大を受験し無事に卒業したり、いくつもの資格試験に挑戦したり、色彩検定は一級の一次試験まで合格したりと、ほぼ独学でかなり努力した。
あれから二十年は経つのだが、そろそろ体調の戻りもあり、再びなにかに取り組みたくなった。偶然、三年前から公民館の水彩画教室に通っているし、思ったよりは上達してきた。そこで、短大時代のファッションを絵画に置き換えて、水彩画制作を中心に創作活動を短大生活を思い出しながらやり続けたいと思うのだ。
いや、伯父さんが八十数歳なのだが八十九歳まで油絵を描くと言っているし、尊敬している伯父さんだから自分も見習って絵を描きたい。伯父さんは京都大学美術部出身で銀行退職後に油絵を始め、市民講座を受講しながら練習し、今は公募団体一陽会の会員になっている。人間やればできるというか、学者の父と同じく伯父さんの努力には頭が下がる。兄弟は似ているのだよ。
みにくいアヒルの子の逆バージョン的な自分は親や叔父さんたちに平身低頭するしか無いのだが、今までの医療環境というか精神保健福祉の抑圧的で人権無視の環境からようやく脱出できたから、あとは道楽と言われても有意義に自分の人生を過ごしたい。
好きな仏教でも自分以上に苦労している僧侶はほぼいないはずだし、昔の禅僧に思いを馳せるだけだが、親鸞聖人さえ甘い人生を生きていると思う自分がやはり居たりする。
愚痴が多くなった。まあ、心理的にも状況的にも蓋が取れて楽になったので、自分の決めたライフワークに邁進したいと思うのだ。