心の病の差別に反対する会
心の病でも最近は自助グループというかセルフヘルプグループもところどころに出来てきているのだが、自分は体調のせいもあり、あまり遠出ができない。
以前から心の病に対する社会的な差別やインターネット上での差別語の蔓延に心を痛めており、自助グループをインターネット上で立ち上げたくなった。
そこで、いろいろとnoteやDMMを含め、サークル的なサービスを試してみたが、Facebookが一番簡単でサークルと言うかグループの運営をしやすそうに感じた。まあ、Facebookにインターネット上での自助グループを作ってみたのだよ。
せっかく個人的に管理者責任を負うわけだし、ここは勝手にただの親睦会にせずに、体外的なメッセージの意味を込めて、「心の病の差別に反対する会」という名称にしてみた。Facebook内のあちこちにこの会の名前が表示されるわけだから、差別反対のメッセージが伝わる。いわゆる立て看板みたいなもんだな。インフォメーション的な効果もあえて狙った。少しグループのメンバーの数も少なくなると思うが、それは仕方がない。
「心の病の差別に反対する会」という名前も、映画「今を生きる」に出てきた「死せる詩人の会」みたいだなーと勝手に思っているし、心の病の患者にはけっこう世間というか社会に物申したい人も結構いると思うのだよ、実際は。
昨日、GoogleのAI、Giminiに尋ねたところ、昨年のWHOの推計で精神疾患患者は世界全体で9億7千万人いるし、人口の13パーセントに昇るらしい。今までの人生経験や読んだり見聞きしたことで考えると、心の病の患者は、社会のあらゆる職業や階層に存在するというのは自明になってきていると思うし、社会的にかなりの地位にある人たちも心の病を患っている。
しかし、そういうことを知らない人も多々いるわけで、今朝は自分の立ち上げたFacebookのグループにいきなり暴言を吐いて飛び込んできたヘイターがいて、少々困惑したが、暴言はないだろうと思いながら、「文豪の夏目漱石や芥川龍之介、川端康成にも、あの世で言ってください」と書いたあとにブロックしておいた。昔の作家にも一定数心の病の患者はいる。
それは横において、署名サイトのChange.orgに、メンヘラという差別語の蔓延に法律的に対処してほしい旨を書いた署名を立ち上げたのだが、Xのシェアでは賛同が少ない。そこで「心の病の差別に反対する会」にもこのネット署名のリンクを貼っておいたのだが、別に最初から強制する気もないし、立ち上げたばかりなので、メンバーになった人が自然に賛同してくれると有り難い。
世間に迎合する立場の自助グループもあって構わないと思うが、少しは自分たちの主張を表に出すようなネットコミュニティが有っても良いような気がするのだ。それに自分の立ち上げたメンヘラという精神疾患に対する差別語についての署名も、Change.orgの本サイトに載れば、けっこうな数の賛同者数を集めそうな気がするのだ。
世の中を変えるまではいかないが、ネット上でも良いから患者が社会の状況に反対の意思を名目だけでも示すことは大切なことだと思うのだ。僕のFacebookのグループに参加してくれた人も多分普通っぽい人ばかりだろうし。
要するに社会偏見というかスティグマと、自分たちが抱えるセルフスティグマを少しずつ解消させる方向にメッセージを発信してみたいと思うのだ。昔の2ちゃんねるの精神疾患板とは逆方向の意識だと思う。僕のこの考え方にグループの参加者はついてくるかは不明だが、個人的にこの意識で生きていきたいと思っている。Facebook上では特に表立って現すことはしないと思うが。
たとえグループ参加者がいなくなっても「心の病の差別に反対する会」自体はなくならないから、幽霊船のようにFacebook内を漂わせるかな。(笑)