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自分を語る態度
教育のためのTOC Advent Calendar 2022 21日目の記事です。
(本日は12/31)
今回は「自分の話をするのが苦手な私が実は自分語りを面白いと感じている場があったことに気づいて自分語りに苦手意識があった理由を整理できた話」です。
ちなみに、記事の中に登場する「セッション」「ワーク」「相手」は具体的に明記していないものはTOCに限らず私が体験してきたいろいろが含まれているので「あのことかな?」「あの人かな?」と心配せずに気楽に読んでいただけたら嬉しいです。
個人素振り:テーマ選び
今年は関心が湧いたことに素直に反応して機会を作った結果、じっくりと友人の話を聞かせてもらったり、私がじっくり自分の話をるする個人セッションが多い年でした。(Fさん、Sさん、Kさん親子、 Iちゃん、Iさん、Tさん)
その中でも、普段ワークショップなどで話し慣れていない友人が自分自身について考えたり話したりする態度がともて素直で真摯だと感じていました。
一方で私が自分の話をする側になったときは「記憶にない」「わからない」「問われたことだけ話す」などセッションに前向きになりきれていない態度だったかもしれないと感じたこともあって、年末に向けて「自分を語る態度」への関心が高まっていました。
そんな年末に、TOCfE ONSEN というイベントに参加してワークショップのお題に自分の話を提供してみました。自分語りの態度に慎重になっていたタイミングでしたが、負担に感じることはなく満足のいくワークを体験することができました。
自分の態度が前向きじゃなかったときにどんな状況(理由)があったのか、逆に負担がなく満足できたときにどんな状況(理由)があったのかを整理してみたくて個人素振りのテーマにしました。
個人素振り:あらすじを出してみる
自分の内面をうまく言語化できない体験がある
・勝手に段取りを意識して収まりがいい感じに話をまとめて手放すことがる(自分の話を相手など自分以外のものに任せてしまうことがある)
・パッと思い出すことができない質問にプレッシャーを感じる
・うっかり感情が大きく揺れることがあり話すことに慎重になる
・自分語りが苦手で前向きになれない
・質問に答えても言語化できていないことがまだある感じがする
・気になることに蓋をすることある
比較的に自分語りできた体験
・TOCfE ONSENで質問されることや曖昧な答えでも不安にならなかった
・Advent Calendarには自分のことをお題にして素振りしている
気軽に自分語りしていた体験もある
・雑談感覚で話していたら自分にとって重要な質問や知識を返してくれた
・その話題を相手が勝手に背負わない(自分事に置き換えたり、理解できないからと言って過度な反応をしない)と思える人には脱力して話している
・相手からのフィードバックが強制的ではなく選択権が自分にある
・相手自身に思い込みがあるかもしれないという態度が感じられる
※TOCfE ONSENでは、あらかじめお題(テーマ、登場人物、背景、気になること:A4用紙1枚に収まる程度)を用意して、当日参加者からツールで整理するために必要情報を補うための質問を受ける時間が用意されいます。
個人素振り:ツール選び
前述の個人セッションの体験とTOCfE ONSENの体験を比較してみたいのでロジック・ブランチまたはクラウドが思いつきましたが、まずは心当たりを整理してみたいのでロジック・ブランチを使ってみます。
※TOCfE ONSENでもツール選びの時間があります。参加者はあらかじめ全てのツールをどこかで学んでいるので参加者同士が相談してツールを決めます。
個人素振り:要素を書き出してみる
(今回の素振りではこれをする前に次のステップに進んでしまいました)
※TOCfE ONSENでは、用意したお題を提供者が読み上げた後、数分間限定で参加者から質問することができて、読み上げに含まれなかった情報を聞き出したりしてお題の内容を確認することができます。その際、お題提供者には「質問に答えても答えなくてもOK」、参加者には「質問の答えは事実かもしれないし、意図的でも無意識でも嘘が含まれるかもしれない」という説明があります。
個人素振り:始まりと終わりを置いてみる
もし 私は自分語りが苦手 ならば、
結果として TOCfE Advent Calendarでの素振りは面白いと感じる
もし 私は自分語りが苦手 ならば、
結果として TOCfE ONSENでの自分語りは面白いと感じる
とても飛躍していて繋がっていない箱のようで違和感があるかもしれません。この飛躍した箱の間を確認したり、そこに至る理由を整理していきます。
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個人素振り:ブランチの要素を繋いてみる
今回は「私は自分語りが苦手」の理由を考えるだけで素振りの時間切れ(むしろ超過)だったため、「自分の態度が前向きじゃなかったときにどんな状況(理由)があったのか、逆に負担がなく満足できたときにどんな状況(理由)があったのか」の前者だけ整理しました。
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※TOCfE ONSENでは、お題提供者が発言せず参加者だけでワークをするターンも用意されています。その時は参加者がお題や質問タイムで聞いた話をもとに推測した要素やつながりを出してもOKだし、その様子(経緯)を提供者がそばで見ていることができます。
個人素振り:読んで確認してみる
「もし XXX ならば、結果として XXX」とつぶやきながら確認して箱の中を書き換えたり、並べ替えてみました。
複数の箱が同時に存在した時だけ発生する場合は「もし XXX かつ XXX ならば、結果として XXX」と読んで確認しますが、今回は「かつ」でつながる箱よりも単体でもその結果を引き起こす箱が多かったようです。
その結果を引き起こす箱がたくさんあるブランチは対処していない箱が残っていると再発してしまうため厄介な印象があります。
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個人素振り:気づいたこと
自分語りするよりも他者の話を聞いたほうが自分にとって学びが多いと感じていたようです。
その影響もあって無意識に自分語りする機会が少なくなるループにはまっていただけで、自分が本心から自分語りを拒否しているわけではないと実感することができました。
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個人素振り:次にやってみたいこと
今回のブランチはまだまだ途中の状態です。素振りが大事というコンセプトに感謝しつつ今回はこれで一旦終了します。
でも、面白いと感じた理由探しや、ループ付近の詳しい整理もしてみたいので、来年のアドベントカレンダーのネタにするかもしれません。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
おまけ
TOCfEのイベントはNPO主催以外にもたくさん開催されています。ぜひイベントカレンダーを見てみてください。自分で開催しちゃうのもありです!
イベントには参加しずらいけどSNSで相談してみたいとか興味あるかたはこちらのグループを覗いてみてください。
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有志と一緒に団体・個人が公開している事例を集めています
TOCfEや今回の話に直接はつながらないけど、この記事を書きながら思い出した記事を載せておきます。自分が大切にしたいことや違和感を感じる何かのヒントがありそうなので繰り返し読んでみたい記事です。
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