ドラゴンズ、低迷の責任は誰にあるのか。
ドラゴンズが借金が増えてしまい、ついに14。去年より悪くなってるじゃないか!と怒ってるファンが多いんだろうね。そりゃそうだろうけども。
とは言え、アレは必ずしも立浪監督の責任とは言い切れない。今回、そのあたりについて自分の視点で書いておきます。一般人の感想程度にとっておいてくれれば良いです。
まず、私が思うドラゴンズ低迷の原因って一番なのは!
結局、出せる資金の限界を露呈
してるから。親会社の中日新聞の財務事情を勘案したら、正直ドラゴンズを所有し続けることがいずれ出来なくなる時が来ると思うよ。
実際、経営状況見ても右肩下がりだしね。そんな状態で、ドラゴンズに対する費用拠出っていうのも限りがある。ホークスの様に潤沢に投資したからと言って、優勝し続けられるほど甘いものではないのも事実だけど。
チームを立て直す場合、故・野村克也さんも言っていたが
エースと四番
は必要ってのは今風に言い換えると
核になる選手が投打に必要
ってことなんだと思う。
そのポテンシャルがあるのが石川選手と言えるんでしょうが…。投手では柳投手や大野投手がいるけれど、打者のバランスがあまりにも悪い。
かといって、トレードに出した阿部選手や京田選手がそのままいて担えたか?と言えばそうではないでしょう。おそらく立浪監督としては、負け癖がついてるチーム環境しか知らない彼らよりも、まだ色のついてない若手に独り立ちしてもらうリスクをとったのだと思う。
そして、その負担を減らすための外国人選手が機能してない。これが、ドラゴンズ低迷の原因だと思いますね。
確かに、立浪監督がチョイスして3人(アルモンテ・カリステ・アキーノ)を獲得したわけですが…。アルモンテは実績重視して、残り2人に賭けたんだろうと思います。
しかし、実際にはビシエド含めてほぼ機能せず。当然得点力はますます低下。とはいえ、実際に試合ごとの流れを見ていると
取られちゃいけない重圧と、取らなきゃいけない重圧
に負けてしまってる。チーム打率がひと頃よりはひどくないのに、借金だけは14。これは単純にチームとしての得点効率が悪く、取っても取られすぎ、抑えても取れない。その流れから抜け出せないだけ…。
こういうちぐはぐさでは、若手に平常心でやれというのには酷です。簡単に言えば、新人のバイトに
リラックスしてやってね
といっていきなり手慣れた振る舞いできるか?というのと本質的に一緒なのだからねぃ。当然、すぐには無理なわけです。
だからこそ、
チーム(特に打撃陣)を落ち着かせることのできる中心選手
が最低ひとり必要だという考えなんですよね。
チームにかかるプレッシャーを引き受けてくれる選手が投打にいると、チーム全体に安心感が広がる。そこから自立した選手が増えてくれば、そうしたプレッシャーを上手に散らすことが出来てくる。今、ドラゴンズに必要なのはそういう立ち位置の取れる、実績のある中心選手。そう、思います。
それが出来なくなってるのが、要するに親会社の苦境。これが巡り巡ると主な原因なわけです。ジャイアンツも親会社が読売ですし、似たような状況ですので今後こういう影響はいずれハッキリと出てくると思いますよ。あちらにもね。
ともかくドラゴンズの苦境というのは、
チームの世代交代に失敗し
そのツケを立浪監督で解消しようとし
限られた予算で打った手がうまくいかず
結果が伴わないので、益々悪循環に陥ってる
というものでしょうね。そもそも、立浪さんをいきなり監督に持ってきただけでも割とリスキーな選択だったと私は思っていましたからね。組織を率いるって、そんなに簡単じゃないよ。私も経験があるし、失敗ばかりだったしからね…。
いぢょー。