経営について考える(ラウンジ編)

2024/7/1
本題とは関係ないのだが会社を辞めてしまった。1年と1ヵ月ほど在職したのちの退職で、思えばまたしても短期間での退職となった。社会不適合きわまれりな20代を更新することとなってしまった訳だが、心身がきつかったし、個人的な問題として人間関係観をこじらせまくってたので色々考えたがやめることにした。

お店を作ろうという行き当たりばったりな目標に向けた行進も、なんだか行き詰まってる感が否めないので何とかしたい。
とはいえhoodもプライドも無形で曖昧な自分が、これから出会う相手に染められるわけにはいかない。

ので無形で無機質なままにもうちょっと強くなろうと思う。

目的地とそこに至るまでの景色を。自分の興味と自分の強み/弱みを。毎日考えてる無為にも見える日々なわけですが、

こんなに曖昧でも、やるべきことはなんとなく分かるわけで。
どこに重心があって、なんだかこの領域は身につけないといけないよなっていうのはうっすらと分かっているので、そういうことを身に着けることにした今日この頃のお店を作る人です。

○ラウンジの営業について

休学明けに秋田の某ラウンジにてボーイをやってた時の、一日の収支と月の収支とを諸々考えて、ママの収入がどんなもんだったのか考えてみる。

バイトとしては、その日その日の運転をするだけだったわけだけど、経営の視点で考えると、月商や年商、あるいは、物件の賃料とかも土地の相場から分かるし、業態としてどういう雑費が掛かっていたのかとかも調べられる。

ここから、ラウンジのママがどんだけ稼いでたかとかまでは分かると思う。ちなみに人間味つよつよな世界なわけで、あそこで学んだのは主にそういう側面だったのだけどそれは一旦置いておく。

//一日の収支の例
売上：27,6000
給料：67,600
酒代：56,900
買出：3,000

売上：その日の売り上げの合計。
給料：キャストさんへの給料。ベースは一人1万円でそっから先は歩合。
酒代：その日出た炭酸やらビールやら酒やら諸々。
(厳密には、徐々にボトルの中身が減っていった、グラスで提供する酒がその日になくなる場合があるので一日の原価とは一対一ではない)
買出：菓子類や店舗の備品等

//一日のルーティーン
18時出勤で19~24時営業
---------------------
１ 前日に足りなくなった菓子類や備品等を買って出勤する。
２ 掃除する（店の手入れ等も)
３ 予約の客用のボトルを用意する
４ 業者から注文していた酒と氷を受け取り、代金を支払う(前日時点で酒代を用意している)。
５キャストさんが出勤する
---------------------
６通常運転が始まる(接客/品の用意/皿洗い/料金の計算)
７キャストさんに給料を渡す
８現金/カードそれぞれの支払いから売上げ等をメモにする
９ママに渡す(完了)
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10 次の日の午後に昨日なくなった酒を注文する

収支に関連するのは主に1,4,6,7,8の部分。

○収支の予想

光熱費や管理費、経費の内訳等については一旦大雑把に経費10~15割で調整するものとした。

//スナックの基本
http://www.amaken.jp/54/5409/

売り上げに対する諸々の割合
原価　 ：15
人件費 ：60
家賃　 ：10
経費　 ：10
純利益 ：5
売上(計)：100

//家賃の予想

土地の相場*広さ=賃料
少し格式が高めなビルだったらしいので、1.2倍くらいの補正かける
川反の賃料の相場：1.1万円/坪
某ラウンジの広さ：15坪?

1.1 * 15 * 1.2 = 20万円

//
某ラウンジの場合
とりあえず実数値を入れる。

原価　：56,923
人件費：67,600
家賃　：8000/日
経費　：?
純利益：?
売上(計)：27,6000

※家賃は営業日を25日とした場合のもの

割合に変換すると以下の通り。
原価　：20
人件費：25
家賃　：3
経費　：?
純利益：?
売上(計)：100

人件費以外に福利面が充実していた気もするので、経費を仮に15で置いた場合、以下の通りになる。
原価　：20
人件費：25
家賃　：3
経費　：15
純利益：37
売上(計)：100

先ほどの純利益が売り上げの37%程なのが分かったので、先ほどの売り上げの37%を見てみると。

27,6000 * 0.37 = 102100

となった。一日でこの純利益である。
さらに営業日25日をかける。

102100 * 25 = 2553000

月に250万の純利益、年収は3000万円。
夜の街はすごいねってことが分かりました。

ドンピシャでこれを目指しているわけではないけど参考までに。