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毎朝ういろうを売ることにしました。

朝のルーティンをつくるべくラジオ体操第一を継続していますが、くわえてもうひとつ。外郎売(ういろううり)を始めました。

※ういろうの写真がなかったので、かしわ餅です。

外郎売とは1718年に初演された歌舞伎芸のひとつ。外郎とよばれる薬を売るお話で、現在では演目内に登場する長いセリフを指します。


ちなみに和菓子の「ういろう」は薬の口直しのために出されたもの、という説があるそうです。余談でした。


しゃべる速度によりますが大体3~5分ほどあるセリフで、役者やアナウンサーの発声・活舌練習に使用されます。これをラジオ体操第一のあとに暗唱し、終わったらパソコンに向かうのがモーニングルーティン。

外郎売を始めたきっかけはコンデンサーマイクの購入と、音声SNSサービスHEARさんの利用です。

マイクの性能を発揮できるしゃべりがしたい、ラジオを発信する場をひろげたし、よりスキルアップしたい。よく言えば向上心、悪く言えば見栄を張りたくなったのです。


初めて外郎売を知ったのは若い頃に通っていたボイストレーニング。役者を目指すなら当然とばかりに教わり、むかし働いていたバイト先の屋上で営業開始前に暗唱していました。

約2年ほど続けていたおかげか、何十年と経った今でも全文が頭の中に残っています。継続は力ですね。

ただ、ろれつはすっかり衰えてLV1に下がっていました。

あのころの活舌をもう一度というわけで、毎朝教わったことを思い出しながら部屋でつらつらと暗唱。あごや舌先を動かすので脳によい刺激も期待できる。

少しでも滑らかなトークができるよう、精進したいです。


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竹乃子椎武(たけのこ しいたけ)
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