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【自家製サッカー概論】85 アジアカップ ベトナム戦、苦戦なの?

 始まりました、アジアカップ。
 日本は緒戦でベトナム相手にしっかりと勝点3を獲得。上々のスタートではないでしょうか。
 
 今回の中継はDAZNが中心で、地上波中継はグループステージ1試合、トーナメントは準々決勝からとなる。
 
 つまり、初戦ベトナム戦は地上波中継無しだった。
 
 そこで、試合情報から日本の戦いを振り返りたいと思う。
 
 情報といってもごくシンプルに、試合スタッツから見てみますね。
 
 そのスタッツですが、AFCからです。
 ちょっとややこしいですが、「TIMELINE」に入り「MATCH STATS」を見ます。
 
 先ずは「シュート数」。
 
 日本が15で、ベトナムが6。
 
 続いて「枠内シュート」。
 
 日本が7で、ベトナムが3。
 
 ベトナムはシュート6本打ち、枠内に飛んだのが3本である。
 
 その内、CKとFKで1点ずつ獲っている。
 
 つまり、それ以外で打たれたシュートは4本、枠内シュートは1本。
 
 これで「日本が苦戦した」というのは違和感があるのだが、どうなのだろう。
 
 ポゼッションも日本が58%でベトナム41.7%である。
 
 つまり、ボール保持でも日本が勝ち、シュート数では日本の方が圧倒している。
 
 それで、日本が苦戦なの?
 
 どういうこと?
 
 現地ではどういう印象だったのだろう……。
 
 根本的に、ベトナム相手に被シュートがほとんどないのである。
 
 ハイライトを見ても、得点場面以外でベトナムのシュートシーンがない。
 
 日本はセットプレーの失点以外でピンチはあったのか?
 もしピンチがないなら、決して苦戦ではないのでは?
 
 これで、得点を奪えなければ大苦戦だろう。
 だが、4得点である。
 これは大いに評価できるし、連勝中の流れが維持されている。
 
 どうして日本が苦戦したとなるのか?
 
 本当に誰か詳しく説明して欲しいものである。
 
 もし、課題や反省点を挙げるなら、ハイライトを見て気になる点が一つ。
 
 相手のセットプレーで先に触れなかった点。
 これはかなり大きなポイントになると思う。
 
 他のFKではどうだったのか。(CKは失点の1本のみ)
 中継が無かったので、空中戦の安定度が分からない。
 
 そこは、これからの戦いにもかかわって来るので、早急にチェックが必要だろう。
 
 とにかく、ベトナム戦はゲームスタッツを見る限り、大きな問題はない様な気がする。
 
 話は変わるが、大会は始まり、試合記事も一気に増えた。
 
 その中で大いに首肯したのが、森保一監督が試合後コメントで「能登半島地震」で被災した方々へのお見舞いメッセージがあった点だ。
 
 そこに触れたのは大事だと思う。
 
 さらに、スタジアムでは「被災地に力を」という横断幕が出たという。
 
 「自分たちのプレーで被災地や日本に少しでも力を」。
 
 そんな思いを感じ取れる様な試合をこれからも期待したい。
 
 次は19日イラク戦。地上波中継アリ。
 
 どうか皆さん、「被災地に力を」。そして、「日本代表にエールを」。

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