【昭和講談】準備中の掛札「ちょっと小休止。代わりの企画を用意します」
いつも「昭和講談」を耽読、精読して下さる読者の皆様、ありがとうございます(果たして、この全世界に何人くらいいるのやら…)。
少しの間、「昭和講談」を小休止いたします。理由は、ネタ切れ…、というよりも、遅筆のせいでストックが切れてきたため、時間が欲しいなぁ…、と思った次第でございます。
色々とあれやこれやと煩悶しながら書いていましたら、なんか意味不明なプレッシャーで筆が止まってしまいました。
まあ、ちょっとしたスランプだと思い、この際リフレッシュしようという狙いでございます。
さて、その時間稼ぎの間に何をするか……。実はわたし、以前に15年ほどサッカー(Jリーグ)の原稿を書いていたことがあり、この際、その作業の中で考えていたことをまとめてみようと思います。
そこで考えていたこととは、例えば…、「サッカーの本質とは何だろう」「技術レベルを問わない戦術とはどんなものだろう」「良いプレーというのはどんなことを指すのだろう」……、といったことです。
Jリーグを取材する中で、漫然と浮かんだ疑問を自問自答すること幾年月。まだ漠然とした部分はあるにせよ、自分なりの答えを見つけ、それが今、頭を駆け回っている。
そんな「サッカーに対する考え」を記していこうということです。
題して「自家製『サッカー概論』」です。
サッカーに詳しくない人にも理解してもらえる、やさしいサッカー論。
そんなものを書いて参ります。
一応、系統立てて書いていこうと思っています。文字数も少ないものになると思うので更新頻度も上げていきます。
ワンテーマごとに、なるべく簡潔に(…できるかなぁ)書いていければと思っています。
これまでとは方向性が全く変わりますので、「昭和講談」を読んで下さった方には申し訳ない思いもありますが、ひと月か、ふた月ほど、横道にそれることご容赦下さればありがたく存じます。
さてさて、それでは「自家製サッカー概論」ですが、まずは筆者の自己紹介をしなくてはなりません。
私のサッカー取材経験についてです。かつて、Jリーグ公認のオフィシャルファンサイトに「J's GOAL」というものがありました。
これは、J1からJ3までの全クラブに担当者を用意し、試合の展望や会場の様子、試合レポートなどを掲載するサイトでした。
そこで、2004年(…だったと思います)から京都を14年ほど担当。そこで選手取材や監督インタビューなども経験しました。それに付随して、サッカー専門誌の年鑑などに京都選手の紹介文なども寄稿。
京都は、ご存じの方はよくご存じだと思いますが、J1とJ2を行ったり来たりし、その後J2暮らしが長かったクラブです。(今年からJ1に復帰です!)
J2だからと、暗黒時代だったということでもなく、天皇杯で決勝まで進むなど、充実した時間もありました。
だが、やはりJ1に昇格したい、J1で戦いたい。その思いは強くなります。それと合わせて「J1との違いは何だろう」と思うこともしばしば。
そんな思いが強くなると、もっと根本的な「サッカーとは何だろう」と思ったりし始める……。
そんなことで、サッカーへの理解を深めようと思索を重ねてきた。それが、今回のサッカー概論につながる訳です。
サッカーはゴールを目指すスポーツ。それは欧州のビッグクラブだろうが、河川敷の草サッカーだろうが同じです。
それなら、サッカーの本質は、技術レベルの高低に関係なく通じるはず。そう考えても飛躍しすぎではないはずです。
これからサッカーを始めようとする人、自分の子供のサッカーをもっと深く知りたいと考える親御さん、サッカー観戦のために、もっと深くサッカーを知りたいという人、そんな人たちにも納得してもらえる様なサッカー論を確立できないか。
そんな考えで、この「自家製サッカー概論」を展開したいと思っています。
それでは次回、「自家製サッカー概論」の序論から始めさせて頂きます。