#07 不登校を問題にしてるのは誰だ?
最近、文部科学省でも
「不登校は問題では無い」
と言われている。
ただ、周りの保護者や知り合い、親戚やパートナーでさえ、問題にしてくる。
一体、不登校は誰の問題?
心の整理を兼ねて、そろそろ書き出すべき課題がある。
上の子の不登校について。
昨年の二学期から学校に行けなくなった。
私もその影響で、時々仕事を休んでいた。
うつ状態で働くのが難しい日と、途中の登下校の付き添いで仕事を休まざるを得ない事もあった。
※我が自治体では、小学生は、基本途中の登下校は親の付き添いが必要である。
職場にも泣いて電話した事がある。
「今日仕事したらヒヤリや事故起こしそうなので、休みます」と。職場には本当に感謝してる。
介護離職はよく聞く社会問題のひとつですが、実際には不登校離職もある話で。
特に子供が低学年であれば尚更。
ニュースには取り上げられませんが
さて、息子の不登校のきっかけなのだが、正直言って不明瞭な所があるのだ。
最初は、思春期・反抗期で話してくれなかった。
今まで色々なきっかけがあったと思うが、数ヶ月経ってからわかる事もあった。
きっかけは、学校でのクラスメイトとのトラブル(行き違い)。
その後、行き違いも解決し、確か1週間に1回は1時間ほど行けてた事もあったが、社会見学翌日に1日登校した後、完全に行けなくなった。
私が休みの時は部屋に籠るが、仕事に行った後は起きてきて、リビングに出てくるらしい。
私は教頭先生の勧めもあって、スクールカウンセリングに通う事にした。
スクールカウンセリングと言っても、私が号泣して、「どうしたらいいですか?」と涙ながらに問う場所ではない。
普段の子供の様子を報告して、それに対してアドバイスをもらったりしながら過ごす感じ。
最初は嫌だったが、3回目位から、頭の整理ができて、私にとって必要な時間となった。
一度だけ、息子を無理矢理学校に連れて行った事があった。
2回目のスクールカウンセリングの時に、上の子のストレスチェックをしてもらう為である。
「早く来てよ」「行きたくないよ」と揉めながら学校迄連れていった。
もう2度と無理矢理連れて行きたくないと思った。
結果「ストレスが溜まっております」とのカウンセラーからの見解が。
この日を機に、無理矢理学校に連れていく事はなかった。
この時点で、不登校を問題にしてるのは、本人でなく親である事が見えてきたと思う。
先生からも「次の行事には来ますか」と連絡があるので、先生も不登校を問題にしてる感はあるかな。
先生から、別室登校を勧められた。
別室登校とは、学校内フリースクールの事で、不登校の人達や、クラスに行きづらい人たちが過ごせる場所である。
別室で過ごしたり、教室で過ごしたりと本人が活動の場を自由に行き来出来る場所である。
だけど、一日中別室で過ごす人は居ないらしいし、一日中開いてるとは限らない。
我が子は、学校に行く時に、知り合いに見つかるのが嫌な人で、フードで姿を隠して学校に向かう人なので、別室登校は合わなかった。
本人は家を安全地帯と思ってくれてるのか、家に居て好き勝手にしてる。
私が仕事の日は、私が仕事に行く時間に起きてきて、見送って、ガチャっと鍵を掛けてくれる。
寝たままの事もあるけど。
私が休みの日は、遅く起きてきたり、早く起きてきたり。
起きたらタブレット。
スクラッチを特に好んでいる。
昼食は、私はお弁当を職場に持って行くので、上の子の分もおかずは作って残す様にしてる。
帰宅すると、台所がえらい事になり(時々片付いてるけど)、食材(特に肉やご飯)が激減してるので、1人で好き勝手に作っているらしい。
時々「この食材使ってもいい?」と連絡がある。
不登校になってから食費がかかるようになった。
夕方、ゲームが使える時間になると、Switchをしている。基本は私のアプリで管理している。
夕食を食べると部屋に戻り、好き勝手している。
昼夜逆転も時々みられるが、日付が変わる頃には就寝してる(筈)。
※私の方が先に寝るので、事実はわからぬ
時々出掛けるが、それは自分の好きな事に限る。
ショッピングモール、中古屋さん(本、ゲーム等)、本屋、など。
なので、完全に引きこもりではない。
時々、「宿題が溜まっているからやらなきゃ」
そう言って勉強してる時もある。
但し、親のいない前で。
習い事は、水泳は辞めた。
少年スポーツは、昨年は試合のみ行けており、年末には練習にも少しずつ行けるようになっていた。しかし、年が明けたら、最初は練習に参加していたけど、次第に練習にも試合にも行けなくなった。
以前は、「中学生になったら、その部活に入るよ」と言っていたが、今は違う。
完全に少年スポーツから離れようとしているのだ。だけど、退団はしたくないらしい。
パートナーが、時間制限かけられるWi-Fiにしたが、タブレット操作に関しては、見事に突破した。
賢くなったなぁと感心する。
先日、遠足の話し合いの為、2時間学校へ、そして、遠足当日は喜んで行った。
遠足の前日に、
友達に迎えに来てとLINEで(その子の親に)言っといて、と言われた。やはり、登校に対して不安な所があるのか。連絡して、お友達の力をお借りする事にした。
夜中に2時間毎に起きたらしく、寝たかわからぬ状態のまま出掛けていった。
友達には、
「明日も来てね」
「楽しい事だけ参加するのか」
と言われたそうだが、予想通り、翌日は登校する事はなかった。
楽しいことだけ参加するのか、と言われた時点で、上の子の不登校の在り方を認められていない感があるけど、そんな事はどうでもいい。
親としては、子供が鬱状態のままで居らずに、自死を選ぶ事もなく、安全地帯(家)で元気なら、それでいいのだ。
周りの保護者も、息子の不登校を問題にしてる感がある。
「上の子、大丈夫?早く学校に出て来れたらいいね。たけのこさんも大変だね」と同情の目で見てくる人や、
「好きな事だけ出てくるのは甘えがあるからね。そこは、好きな事だけでなく、他の事も頑張らなきゃ」と息子の事を考えてくれてるけど、あくまでも普通に学校に行けてる我が子と何気なく比較してくる人が居ます。
こちらの事を気遣ってくれてる様で、実は吹き矢を吹いて擦り傷を作ってくれるような事を好き放題言ってくる。
義理の親は、今の不登校の現状をわかっているけど、今の不登校の対応をあまり好まない様子。
それに反応してると、私の自己肯定感が低くなるし、私の自己肯定感が低くなると、子供の自己肯定感も低くなる恐れがある。
親子の関係を悪化させる引き金にもなりかねないので、気にしない様にしてるつもり。
それでも傷つくけどね。
だから私は好きな事するし、勉強だってする。
学びをエネルギーにして、今日も平然な顔して生きていく。
時々は映画を観たり、趣味を満喫したりしている。
そうする事で子供の事も自分の事も好きで居られる。
子供とベッタリだとお互い息が詰まるし、私は我が子ではない。
これからも好きな仕事をして、好きな事をして生きていく。
不登校って心のエネルギーが不足して学校に行けなくなるけど、親も心のエネルギーが不足する。
親が元気ならいいのだ。私は太陽でありたい。
中学校に入るとどうなるかな。
多分学校に行かないだろうな。
それでも家で元気ならいいし、生きる力を少しずつ回復させて、生き方を少しずつ見つけられたら万歳なのだ。
内申点が気になると思うけど、そんなの関係ねぇ(小島よしお氏)、なのです。
いや、中学校に進学したら気になるのかな。
そんなの関係ねぇ!
オッパッピーで行こう。
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