Mac の思い出と、新しく Mac mini M2 2023 を買ったら意外に面倒だった件
皆様、Mac ライフをエンジョイしておりますでしょうか?私は長年 Mac ユーザーで、かれこれ 28 年近く Mac を愛好しております。そんな私が出来心で Mac mini M2 2023 を買って、意外に苦戦した事例をご紹介します。
私の Mac 歴
この記事を書くにあたり、過去の Mac の思い出が蘇ってきましたので、簡単に振り返ってみます。
Performer 630
私は長いこと Mac ユーザーです。初号機は Performer 630 という機種で、TV が見れました。ありがたいことに父が学生の私に、当時高価であったであろう、Mac を買ってくれたわけです。一応色々と触ってみたのですが、プログラミングをするわけではなく、ブラインドタッチも当時は得意ではなかったので、少し持て余していました。残念ながら高価なテレビのような活用の仕方でした。
iMac 初号機、ボンダイブルー
次に手を出したのが、iMac (初号機、ボンダイブルー) です。一時期ブームになった iMac の初号機を持っており、初めてインターネットを経験しました。当時は電話線でインターネットに繋げており、繋げる際には「ぴゅー、ひょろひょろ、ぽんぽんぽん…」という謎の音が鳴っていました。繋げっぱなしにするとお金がかかるので、ここぞ、という時にしか使えませんでした。とはいえ、この機種で「北斗の拳のタイピングゲーム」でブラインドタッチを習得し、論文なども幾つか書きました。
iMac G5
その後、しばらく windows に浮気をしていたのですが、その後 iMac G5 で戻ってきました。その当時の私はレオパレスに住んでおり、何も持っていませんでした。この iMac が唯一の家具であり、レオパレスから引っ越すときは、この iMac を宅急便で送るだけで済みましたので、引越し費用が 5,000 円程度で済みました。レオパレスではインターネットが常時接続だったので、ようやくインターネットを満喫できる状態になりました。とはいえ、今みたいに音楽や動画を自由に聴ける回線速度ではなかったので、ブログや掲示板を見るのに使っていたと思います。
iMac Mid 2011
次に iMac を買ったのが、昨日までメイン機として活躍していた iMac Mid 2011 です。2012 年ごろに買いました。私は iMac を買う時に一番スペックの低いものを買います。買った値段を調べたら ¥85,000 ぐらいでした。途中メモリが足りなくなったので 12GB にアップグレードしました。Office 2016 にしか対応しておらず、初めはそこそこ動いていたのですが、動きがモッサリしてしまい、ストレスを感じていました。とはいえ、MBA の課題などもこの iMac でほとんど仕上げました。カメラはあまり良くなかったのですが、どうにか Zoom で使うことができましたが、解像度が悪いせいか疑似背景や背景をボヤかすことができません。マイクはそこそこ使えており、スピーカーも使用に耐えられるレベルでした。
Macbook Air 2020
iMac Mid 2011 と並行して使っていたのが Macbook Air 2020 です。当時 MBA に通っていたので、出張先で Zoom の授業に出るために買いました。ちなみに学割で買っています。これはスピーカーが非常に良くて、立体感がある音質に驚きました。ただ、メモリが 8GB で、たまに Zoom を使っていても動きがモッサリするのが不満でした。動画編集でもやっぱりパワー不足です。Office 2019 も一緒に学割で買って使っていました。Office はちゃんと動いていたので、iMac mid 2011 で対応できない部分について、サブ機として使っていました。そうしていたところ、娘が Note PC が欲しいと言い出したので、新しく買うのも面倒なので、そのまま娘にあげました。
MacMini を買う
整備済製品を安く買う
娘に Macbook をあげてしまったので、私の手元には古い iMac しかありません。OS が古く、アップグレードできないので、色々と不便が出てきました。この古い iMac は 12 年も使っているので、さすがに買い替えていいタイミングだと思います。実はまた iMac を買うことも考えましたが、価格が ¥140,000 と高価なことと、チップが M1 なのでやめました。そこで、2023年にリリースされた Mac Mini を買い、古い iMac の周辺機器を使う作戦で行くことにしました。
Mac mini のチップは M2 と M2 Pro があります。私はそこまでヘビーユーザーではないので M2 にすることにしました。ただし、以前 Macbook でメモリパワーがなくて失敗しているので、メモリが 8GB である点は気になります。新品は ¥84,800 でしたが、私はさらに安く買える整備済製品を買い、¥71,800 で手に入れることができました。
新品でも安いといえば安いですね。
対応ポートが意外に少ない
Mac mini M2 は幾つかポートがあるのですが、その数には限りがあるので付属品の構成をしっかり考える必要があります。ポートの種類は以下の通り。
USB-A x2
Thunder Bolt 4 x2
HDMI x1
Ethernet x1
3.5mmヘッドフォンジャック x1
iMac の場合、カメラとマイクが内蔵でモニタ付きなのでその分ポートを使う必要がありませんでした。しかし、Mac mini の場合はそれぞれ用意する必要があります。私は Magic Keyborard とマウスは BlueTooth で接続しましたが、カメラ、マイク、モニタ(x2)、スピーカーは外部接続となります。これらを全部接続すると、用意されていたポートはほぼ埋まってしまいました。ポートの構成はきちんと考える必要があります。
しょぼいスピーカーに愕然とする
商品はすぐに届きました。Mac Mini はキーボードも、マウスも、カメラも付いていません。一応、スピーカーは内蔵されているのですが、想像以上に音質が悪いです。そこら辺の100均で売っているスピーカーよりも質が悪く「音が鳴っていればいいんでしょ?」程度のレベルです。Youtube を見るとか、とても実用で使えるレベルではありません。そこで外部のスピーカーを購入することにしました。
Creative はシンガポールの音響メーカーのようです。色々バージョンがあるようなのですが、私は Thunder Bolt 4 から給電したかったので、¥3,300でしたが、Creative Pebble V2 を買いましたが、USB-A が空いていれば、¥2,310 でもっと安い Creative Pebble でもいいかもしれません。私のケースだと、Mac mini で V2 の動作を確認しており、そのクオリティにも満足しています。音としては自然で、Mac mini よりは当然良いですし、iMac mid 2011 の内蔵スピーカーより良いです。BOSE のスピーカーなら、少なくとも¥10,000 以上しますし、簡易スピーカーなら十分な品質だと思います。ただ、思ったより大きさがあり、それぞれソフトボールぐらいの大きさはあるので、置き場所には注意ですね。
外付けカメラ
Mac mini はカメラも付いていませんので、これも別に手に入れる必要があります。私は logi の安いやつを買いました。
そこまで高品質だとは思いませんが、まぁ、普通に使えます。過去、iMac mid 2011 ではカメラの性能が悪くて背景の選択やぼかしができず、私の部屋の背景がモロに映り込むという問題があったのですが、その点は改善されました。また、マイクも付属しており、普通に使う分には大丈夫そうです。
デュアルモニター
私は iMac 使用時から iiyama の外部モニターに接続して、デュアルモニターとして使っていました。私は毎週土曜日に投資している資産の状況をエクセルシートにまとめるので、その作業をする時にデュアルモニターがないと効率が下がるのです。
iMac は付属モニター付きでしたが Mac mini は当然モニターがないので、モニターを買う必要があります。4K にしようかとか、色々迷いましたが結局は Dell のフル HD を買うことにしました。
Amazon で買いましたが、たまたまクーポンがあり安く買えました。さすが売れ筋だけあって、設置は簡単でした。箱から取り出してスタンドへの取り付けはワンタッチで済みました。クオリティは至って普通です。普通に使えれば文句はないので、私はこれで良いと思います。
まとめ
今回は私の Mac 歴を振り返り、iMac mid 2011 から Mac mini M2 2023 への切り替えについて紹介しました。今回新たに購入した Mac mini ですが、カメラ、マイク、モニター、マウス、キーボードが付属していません。自分で全部準備する必要があります。正直、その選定作業が面倒くさいです。また、付属機器との接続で、ケーブルだらけになってしまいます。ただ、コスパで考えると、iMac よりも Mac mini の方に軍配が上がります。実際に古い付属品を使いまわして、10万円以内の出費でデュアルモニタの Mac 環境を作ることができました。当初メモリが 8GB であるのを気にしていましたが、今のところストレスなく動いています。少し色々と苦労しましたが、今のところコスパが良い点もあり、Mac mini M2 2023 には満足しいます。
最後に iMac と比較した場合のメリットとデメリットをまとめて終わりにします。皆様が Mac mini を買う時の参考にしていただければ幸いです。
Mac mini (2023) のメリット
コスパが良い (中古の周辺機器を使い回せば 10 万円以内)
周辺機器が外付けなので、壊れたら入れ替えられる
M2 チップを採用しているので、M1 チップの iMac よりスペックが上
Mac mini (2023) のデメリット
ポート数に制限があるので、使用する周辺機器はきちんと選定が必要
周辺機器を準備するのが面倒くさく、ケーブルだらけになる
内蔵スピーカーの音質は最悪で外付けスピーカーが要る