高配当株を取引し、2年間で12万円以上のキャピタルゲインを得た話
皆様、投資ライフをエンジョイしてらっしゃいますでしょうか?私はインカムゲインがメインの投資家で、配当金、分配金などのインカムゲインを得ることを目的に投資をしています。
そんな私ですが、まれにキャピタルゲインを目当てに投資をすることがあります。今回は、高配当株を取引してキャピタルゲインを得た例を紹介します。
今回取引した銘柄は「7265 エイケン工業」です。知る人ぞ知るマニアックな銘柄で、日々の出来高も非常に乏しいです。現在、利回りは3.88%付近。PER は 11.68 で PBR は 0.51% となり、自動車用のフィルタなどを扱っている会社です。
この銘柄は10月権利という特徴があります。また、配当が年1回の一括配当となります。この銘柄は体感的に権利落ちが激しい銘柄であり、毎年、権利落ち後に大きく株価が下落します。
下の図はエイケン工業の月足チャートですが、毎年10月末に大きな陰線が見られることが分かります。すなわち、権利落ちで大きく株価が下落する傾向があるということです。
ちなみに今年は110円の配当金に対して権利落ち後に-226円 (-7.39%) の下落となりました。すなわち配当金の倍以上の下落ということになります。
この現象を逆手に取れば、権利落ちで株価が落ちきった際にエントリーして、権利落ちする前に売れば、差額が取れるのではないかと考えました。そこで、実際に取引してみることにしました。
実際の取引履歴です。
・買い 2021年12月1日 100株 2,761円
・売り 2022年10月20日 100株 3,070円
・差額 30,900円
いかがでしょうか?権利落ちを利用して 30,900円のキャピタルゲインを得ることができました。
実は2021年にも同様の取引をしていて、2021年は増配も手伝い、株価の値上がりが顕著だったため 98,200円のキャピタルゲインを得ることができました。2年で合わせると 129,100円のキャピタルゲインとなります。
では、来年はどうなのかというと、それは誰も分かりません。同様の現象が来年も起きるのであればキャピタルゲインを得られますが、減配などがあれば同じ現象が起きないリスクがあります。
飽くまでも高配当株の権利落ちを利用してキャピタルゲインが得られた一つの事例として考えていただければと思います。また、株式投資は自己責任で行って下さい。
以上が「高配当株を取引し、2年間で12万円以上のキャピタルゲインを得た話」でした。お読みいただき、ありがとうございました!