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支持基底面と床反力
【支持基底面と床反力作用点】
今回は姿勢分析に重要なこの二つについて説明させていただきます❗
①支持基底面
「生体が環境からの求心性情報と相互に作用しあっている支持面」と記されています❗
なんのこと?そう思いますよね❗つまり、立位では、両足の外縁とそれに囲まれている範囲のことです。
これら接地面のすべてが支持基底として機能するわけではなく荷重可能な支持基底面はより小さい範囲に限定されます。これを機能的支持基底面や安定性限界と言います❗
②支持基底面と身体重心
支持基底面の中に身体重心に投射した点をCOGと言います。COGが支持基底面の中心に近いほど安定した姿勢と言えます。
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③床反力
歩行のときに下肢に作用する力は、筋力、重力、下肢の運動による慣性力および足底に加わる力があります。
簡単に言うと、床を押す力が体に帰ってくる反力のことです。床反力作用点は、反力が作用する点を言います。
④動作分析と力学的
立位、座位を分析する上で、重心線や床反力を頭において考えることが大切です。それは、他のADL動作でも同様です。
我々は、体の部位と床反力の相対的位置を無意識に選択して地球に適応して動作を円滑に行っています。
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簡単ですが、明日の臨床で床反力をとらえてみてください❗(笑)