3Dプリンタ

3DプリンタはずっとXYZプリンティングのシリーズを使用していた。
・ダヴィンチJr 1.0
ダヴィンチ mini w+ など。
メンテナンスの苦労が大きく,ずっと遠ざかっていたが,部活動での需要が高く,今年度全く新しく3Dプリンタを購入した。あまりわからなかったので,Amazonで一番その時点の評価が良かったものにした(安価なシリーズの中で)。

3万円台で買えてしまうのだから、驚きである。
届いてみてより驚いた。速い,綺麗,そして詰まらない。
ダヴィンチ時代,詰まれば3Dプリンタを分解する必要があり,これが嫌で,バラしやすそうなモデルを買ってみたが,そもそもほとんど詰まらない。
ただ,2箇所ハマった点を紹介しておく。

①Wi-Fiが登録できない

本体にはAndroidが内蔵されているが,Wi-Fiのパスワードを入力するためのキーボードで,どうやっても「_」が打てなかった。

【解決方法】

ファームウェアのバージョンアップで行けた。「_」不要のPASSの無線をテザリングで作り,バージョンアップを行ったのではなかったかと思う。

②公式のプリントソフトが使いにくい

公式のソフトウェア「Creality Print」があり,当初はこのソフトでプリントしていた。サポート不要のモデルであれば全く問題なく,無線LAN経由で印刷も可能である。しかし、サポートの設定が非常に難しい。「Tree構造」を選んでも、密すぎて剥がしにくい。

解決方法

ソフトは、ダヴィンチが提供していた「XYZWare」の方が良かったか……、と思ったら卒業生が、「今の時代はUltiMaker Curaですよ」と教えてくれた。UlitiMaker Curaはフリーソフトウェアであり,且つ「XYZWare」に操作感もかなり近い。メニュー右上のサポートを「ON」にすれば、とてもきれいなサポートを造形できる。
無線での接続はうまく行かなかったが、USBメモリにgcode形式のデータを
保存して、3Dプリンタで読み込んでいる。

③造形ソフト

以前はAutodesk社の「123D Design」をサービス終了後も愛用していたが、流石に厳しくなってきた。一時期Windowsの「3D Builider」を使っていたものの,こちらもサポート終了。結局、Autodeskが「123D Design」の後継ソフトとして公開している「TinkerCAD」に落ち着いた。

ブール演算ではなく、全てを「和」で実現するという面白い操作感(「ソリッド」と「穴」という2つの属性で操作をする)。未だ慣れないが、初見の生徒にとってはあまり苦ではないよう。

流れとしては,次のようにしている。
①TinkerCADで造形→STL形式でエクスポート
②UltiMaker Curaで読み込み→gcode形式でエクスポート(USBメモリへ)
③USBメモリを3Dプリンタに差し込み,印刷

時代はいつの間にかたくさん進んでいて,ダヴィンチシリーズが既に生産中止であることを知った。

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